私は埼玉県戸田市の出身である。
大学入学と同時に家族で杉並に引っ越してしまったので、18年間くらいは埼玉県に住んでいたわけである。当時、埼玉県にはさいたま市はなく、埼京線も開通しておらず、戸田市民は、川口駅や西川口駅へ出て京浜東北線に乗って都内に入ったものである。
ということで、お隣の川口市には毎日のように出入りしていたわけである。
この前、ちょっと用事があって南北線に乗ったら、何とすごいプロモーションビデオを車内で見てしまったのだ。
それはこれである!
そもそもこの家族の住宅に対する要望は無理というもんだろうけれども、川口は「ほぼ東京」だとか、「川を隔てるだけでマンションの値段が25%も違う」とか、「治安だって言うほど悪くないし(「言うほど」ってどういうことよ?!)」、「緑が多い」とか、事実なんだけど、不思議なことにそういう美点を並べれば並べるほど、自虐ネタのように聞こえてしまう不思議。。。いったいなんでだろう?
それに工業製品の製造設備がユルキャラに発展していったというのは全国的に見ても稀有な例なのではないか。生物、せめて農産物はあったけど、「キューポラ」という工業設備、無機物がユルキャラに発展するというのは、多分バクテリアが佐川急便の配達員をするくらいの量子的跳躍とも言えなくはない。
では、私のふるさと、戸田市はどうだろう?
きゅらぽんを擁する川口市ほどではないけれど、プロモーションらしきものは展開しているようだ。でも地味な感じである。この地味な感じがまた戸田市らしいと言えば戸田市らしいのかもしれない。
ボートコースねー。確かにねー。川口や戸田に住む。。。
悪くないだろう(ぺこぱ風に)。