BearLog PART2

暇な中年の独り言です

あいみょんとシェリル・クロウ

 うちの娘が例によってAlexaくんに、「あいみょんマリーゴールドをかけて」とリクエストしていた。

 Alexaくんは、待ってましたとばかりに即座に「マリーゴールド」をかけてくれる。偉い。

 


あいみょん - マリーゴールド【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

 

 いい曲だと思いつつ、ひねくれた中年オヤジの頭の中には「?」という一文字が浮かび上がってきた。これって……。

 


Sheryl Crow - Soak Up The Sun (Official Video)

 

 父もさっそくAlexaくんに「シェリル・クロウSoak up the sunをかけて」とリクエストをしてみたわけである。

 Soak up the sunを聞いてから娘はにやっと笑って、「似てるって言いたいの?」と聞いてくる。

「似ているというか、、、曲自体というか、何となく雰囲気が似てない?」と父。

 何となく、気持ちではあるが、そこはかとなく曲が醸し出すテイストが似ている感じがするのだ。

 あいみょんもフォークにそのルーツを持っているだろうから、自ずとシェリル姐さんに似てくるのは自明の理なのかもしれない。

 だからといって、あいみょんが駄目だ、と言っている訳ではない。何かに似ていようとも、オリジナリティに満ちあふれていようとも、リスナーにとってはそれは全て等価なのだ。

 これは我が娘から教わった非常に大事なことである。

「そもそもシェリル・クロウって有名なの?」と娘。

「有名だよ。お父さんは、この人のMy favorite mistakeという曲がすごく好きでさ。思い出の曲なんだよね〜」と答える。


Sheryl Crow - My Favorite Mistake (Official Video)

 

 My favorite mistakeについては、それが何で自分の思い出の曲なのか、ということは別の機会に書くことにして……。

 まあ娘にとっては私が好きな曲などは全然関係ないわけであるが。

 それはともかく、ここでまた娘に大事なことを教わったような気がした。

 有名かどうか。

 シェリル姐さんが有名かどうかが彼女にとって重要だということは、彼女の脳内が「有名→すごい→聞くべき音楽」という思考回路になっているということなのではないかと思ったのだ。

 数多くの人が知っており愛聴する音楽であれば、それは自分も聴くべき音楽だろうと、その曲の人気でフィルターをかけるのは普段から自分たちがやっていることだ。そのためにヒットチャートはあるわけで、音楽批評の何%かもそのためにあるような。

 特に小学生なんて、自分もそうだったけれど友人に左右されるようなところがある。マリーゴールドだって、彼女がそもそも本質にその曲自体を好きなのか、仲の良いお友達が好きだから聴いてみたいと思っているのか、その区別はあるようでないのだろう。

 ということで、娘から学んだことは非常に重要なことのような気がしてきたのだ。

 といいつつ、深堀りのない浅い考察になってしまってスミマセン笑