はてさて、日経新聞に連載されている世にも不思議な「愛の流刑地」なる小説があるのは皆様ご存じだろう。これについては、minatukaさんの非常にすばらしい考察があるので、それを参照頂きたいと思うのだが、実は私、前にも書いたが、グノーシスの薔薇という小説を読んでいるのだ(苦笑)
この小説、まだ読み終わっていないのだが、すご〜いのである。舞台は16世紀ルネサンスの頃のイタリアはヴァチカンでの出来事。グノーシス主義のこととか、当時のローマ教会の腐敗ぶり、異端審問、宗教改革等々、世界史の教科書にばんばんでてくるような舞台設定を惜しげもなく蕩尽しながら、やっていることは、
エロ小説
なんである(苦笑)。これを朝の通勤電車で読んでいる私って??? 「愛の流刑地」を読んで、興奮さめやらぬ顔で電車から降りる中年の管理職(あ、おいらも中年の管理職か)の人々よ、どうせ読むなら、箱根でみみっちくヤルような小説ではなく、ルネサンスのきらびやかな世界での猟奇的エロの世界に浸りつつ(まさに今朝の私めだ)、通勤電車内を楽しく過ごした方がいいですよ。
って、よけいなお世話ですが(笑)