BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 印鑑

 考えてみたら、7日火曜日には、以前勤めていた会社の同僚が、今の職場まで来てくれた。何があるというわけではないが、子会社の取締役会の議事録とか取締役の辞任届けとに私の印鑑がいるのだとのこと。そして、今日も今日とて、お一人、私の印鑑のためだけに小食のオフィスに来て下さった。お手数おかけしました>>お二方
 印鑑というのは不思議なもので、押すことによって新たな関係が始まる場合と、押すことによって一つの関係が終了する場合と二つのケースがあって、人生や仕事における、ある種の「区切り」に押すものではある。今回の印鑑については、「一つの関係が終了する場合」にあたるわけだが、それはそれで後悔とかそういうものもなく、たださわやかな気分が残る。私は元来飽きっぽい性格なので、一つのことに拘泥してしまうよりは、あっさり新天地を求める方を選択する。最後まで背負わなければならないときは、そりゃ腹すえてやるが、でも、そうでないときは直ぐに撤退だ。今の会社はそういう意味では、非常に面白くて、色々な意味で満足している。フラストがまったくないかというと、そんなことはないが、でも前職に比較したら、フラストレーションは桁違いに少ない。新天地万歳、である、今のところは。
 午前中、銀行時代の大先輩のところへ、ここ最近の仕事のことなどを含めて、ちょいとお知恵を借りに行く。結局、自分の頭でできることはかなり限られる(特に私のようなアホな人間では相当に限られる)から、こういったかんじで大先輩のお時間を若干拝借してしまったりすることになるのだが、なかなか有意義であった。この場を借りて御礼申し上げます。今、自分が考えていることは、多分「逆バリ」なんだろうと思うのだが、これがどこまで通用するものなのか、まあ試してはみたいと考えていたりする。
 夜、これもまた前職のときの同僚と食事。前々からスケジュールされていたもの。渋谷でベルギービールを飲める店が道玄坂の方にあると言われ、有無を言わさずそこにした。「Hemel」というところ。ご関心のある方はリンク先へ飛んでみて下さい。
 夏はセゾン系かランビック系のビールに限る。そのお店は、ここ最近、あまり飲めなくなったベルビュークリークの生!がおいてあり、喉が渇いていたから、最初の一杯はそれに決定。二杯目は何だったけ、何かの生を呑んだんだ。そうそうヒューガルテンブロンシュがなかったから(生産量減少の噂は本当なのか?)、ステラだったか? それからデュポンスリーにセルベシアときて、最後にデザートっぽくファロで締め。
 店員さんとお話をしていたら、池袋の名店Gの話になり、「ああ、OさんならB神楽にいらっしゃった頃からのお付き合いです」と言ったら、びっくりしていた。ベルジャンビアをそれだけ昔から愛飲していたことへの驚きなのだと理解しよう。ちなみにその店員さんがおっしゃるには、「私はGには一回だけ行ったことがあるのですが」ときて、GオーナーのO氏はベルジャンビア業界の大立て者、なのだそうだ。すごい! そんな人とお友達させて頂いていることに感謝しよう。今年も乗鞍よろしくお願いします!
 何はともあれ、久しぶりに呑んだけど、やっぱりベルギービールは美味しかった。しかもやや遅めの送別会ということで、奢って貰ってしまいました。
 この場を借りて厚く御礼申し上げます。