セントルイスから友人(と呼んでいいのか悪いのか分からないが、敢えて友人と呼ばせて頂きます)が一時帰国していた友人と喫茶店で長尺のお茶をした。長尺のお茶というのがなかなかオツである。この友人は異能の人であり、私は個人的に非常に尊敬している。
お互いの公私の状況、日本の状況、米国の状況等々をだらだらと、しかし要所要所を締めながら話す友人の頭の切れは相変わらずだった。「中国やインドから来ている人々のハングリー精神には勝てない」という言葉や「オバマは何のかんの言ってポピュリズム。経済政策的にはヒラリーが一番いいのだが……」といった話などをつらつらとしつつ、時間が過ぎる。こういう優秀な頭脳でフィルタリングされた情報が一番役に立つ。
絶望的なこの世界で生きて行くためには、やはり人のつながりが何よりも重要だと実感する今日この頃である。