BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 ゼロアカ道場第二回関門

 本日は、ゼロアカ道場の第二回関門でした。
 全然関係ないけど、「ゼロアカ」関連でエントリをすると、強烈にアクセス数が増えるのは、それだけ関心が高いということなんでしょうか。
 おかげさまで、第一次関門をAの評価で通過させて頂いたのですが、そろそろ馬脚を現すかもしれんと思いながら、9時に東京駅丸の内中央口へ。どういうわけか、途中でおなかが痛くなり、東京駅のトイレに行ったら長蛇の列で、仕方ないので、オアゾのトイレへ行くことにしました苦笑
 丸の内中央口へ行ったら、既にけっこうな人が集合していました。受付をすませて、ぼおっと立っていると、ビデオは回っているし、写真はとっているし、で、「何やっているの?」という顔をして、人々が通り過ぎるときの視線が微妙に痛いのでありました。
 その後、丸ビルの会議室へ移動し、課題の説明。課題は、都内の写真を3枚とり、フォトエッセイを書けというもの。ただし前提条件として、講談社Box発行の雑誌「パンドラ」に掲載するようなものだそうで、不勉強の極みの私は、そもそも「パンドラ」を読んだことがなくて(汗) ヤバイなあと思っておりました。
 また時間制限も比較的厳しく、DTPに原稿と写真を入稿し、午後4時までにモジコー終わらせて「紙」で提出しろ、とのこと。
 意外と時間ないじゃん、ってのが最初の印象でした。
 そもそも「パンドラ」知らないし……。
 ということで、色々と障害があるなぁと思い、まずは戦術を練らないといけないなあと思ったわけです。自転車のメタファーで言うと、「マイヨジョーヌ」を最初の1ステージ、2ステージから取りに行く必要はないなと。まずは先頭集団でゴールできればいいや、落車に巻き込まれないようにしなきゃ、というところを基本の方針として戦術を練ることにしました。
 はてさて。
 時間を優先して考えれば、面白いものをスクラッチから考えて写真を撮り、原稿を書くというと間に合わないはず。じゃあ、手垢に塗れた、目を瞑ってでも書けることにしなきゃなぁ。とはいえ、「パンドラ」との整合性をとらないとなぁ……。ブツブツ。
 とはいえ。「パンドラ」との整合性は、後でじっくり考えるとして、まずは被写体を考えなければと思い、被写体に思考をフォーカスしました。
 幸いにして今いるところは大手町。まさに私がビジネスマン人生のかなりの年月を送ってきた土地。じゃあ、金融機関の看板とか? そうそう、サブプライムも旬な話題だし(サブプライムって「パンドラ」に乗るのか?)。さっきの課題説明のオリエンテーションから類推すると、秋葉原などに繰り出す人は多そうだが、大手町や丸の内界隈を課題にする人は少なそうだしなぁ。ま、被写体は大手町近辺でいいか。
 まあ、講談社Boxが出す雑誌だったら、「バーチャル」とかそのあたりならひっかかるだろう。バーチャル→金融→リアルなんだけどバーチャル→物理的な制限を乗り越える→大手町のブランドショップ→エルメスだったらピエール・ガニエールがやっているカフェかなぁ……。とりあえず、これで行くか。
 ここまで考えて、丸ビルの会議室を出ました。
 まずは、大手町界隈の金融機関をデジカメにおさめ、PGカフェをデジカメにおさめ、おまけだ!くらいなかんじで皇居のお堀をデジカメにおさめ、オアゾの中の丸善で「パンドラ」を見ようと思ったら、どこにあるのか分からなくて、まあいいや、とそのまま音羽に直行しました。
 講談社に到着し、指定された会議室に入ったら、私が一番早くに戻ってきたみたいでした。それから少しずつ人々が戻ってき始めました。
 いざパソコンに向き合い、内容を考えはじめました。金融の街大手町→エッセイっぽく自らの経験談などを盛り込み→ブランド品のバーチャリティを少々語り→大手町の中心は、圧倒的な「リアル」である皇居だ! でまとめようというコンセプトをまとめ、あとはうにょうにょ書き始めました。
 例によって、執筆時間はそんなに長くなかったのは事実です。書くのは速いのです苦笑 大変申し訳ありません。とはいえ、DTPに入稿したのは私は確か2番目で、苦手なモジコーをじっくりやる時間がありました。
 例によって、時間はだいぶあまってしまいました。事前に太田部長や東氏に原稿を見てもらって批評を受けるというようなことも可能だったのですが、それをすることによって、要求水準が上がってしまうことを恐れ(汗)、そのまま出しちゃおうという戦術をとりました。
 私より先に2名ほどの方が提出したのを確認してから、おもむろに提出。余った時間はじっくりと、会議室においてあった「パンドラ」を読み、なるほどなあと思いながらすごしつつ。
 提出した後、別室へ呼ばれ、太田部長と向き合い、簡単な評価というか印象を伺いつつ、少々お話をさせて頂く。「東さんがどう言うかはともかく、多分今回は通るでしょうから、次回はもっと本気出してやって下さい!」(確かこんな文言だったと記憶しています)とカツを入れられました。
 そうなんですよね……。
 本人としては、戦術として、「生き残り」を最優先項目として考えていたので、手持ちの材料で「手堅く」まとめるということを重視してしまったので、「おっスッゲエなあ」といった、驚きがあるようなものではないのは事実で、ある意味、大学入試の受験勉強の枠内を出ていないということは自覚はしていました。とはいうものの、過去二回の関門が、センターテスト的(我々世代的には共通一次)な解法を求めていたのも事実だったと思うし、そこに自らの適性がばしっとはまったということはあるなあと少々反省をしてみたり、しました。まあステージ優勝ではなく、あくまでも総合優勝をとりにいくスタンスで。
 太田部長は最後に、「次回はじっくり考えてもらいます」的なことをおっしゃっていたので、まあ自分としては、結果的にセンターテスト的な反射神経で過去二回を通過してしまったのですが、本来的にはじっくりモノを考えるのは好きなので、望むところという返事をさせて頂きました。
 この瞬間、落ちてはいないが、高評価ではないだろうなあというヘンな確信を得ました……。
 で、結果発表。
 結果はB。評価としては「無難枠」笑 まあそうでしょう。特に今回は「手持ちネタ」をきれいに整理しただけでしたから……。
 懇親会の席上、東浩紀氏からも「次回は『あっ』というのをお願いしますよ!」とハッパをかけられました。
 しかと承りました。
 次回の課題、頑張ります!!!!!(本気ですよ)