BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 一日雨

 正月二日目。今日は一日雨が降っているようなので、家でのんびり。久しぶりにだらだらとテレビを見た。wowwowでやっていた「アレキサンダー 通常版 [DVD]」を見て、そのまま寝ればいいものを平田オリザ演出の舞台「その河をこえて、五月」(新国立劇場でやったものらしい)を途中まで見て、そのまま就寝。
 「アレキサンダー」はまさに「ハリウッド」の最近の作品そのもので、ものの見事に退屈だったが、娯楽性を考えてのことなのだろう、私が知っている拙い史実からでも微妙に脚色があるのが見て取れて、まあそういう「ツッコミ」を頻繁に行う前提で考えると面白かった。季節柄、東西文化の交流を歌った「ヘレニズム」を産んだアレキサンダーの映画だけにどう考えても、最近のアメリカの中東政策をどうしても想起させてしまう部分もなくはなく……。そこは微妙。
 平田オリザの舞台は、ソウルの河川敷で韓国人と日本人が一緒にお花見をするというもので、平田オリザ特有のアウフヘーベンしない「弁証法」が丁寧に展開されていて、非常に好感がもてた。睡魔のためにまだ全編見ていないのだが、残りの部分を見るのが楽しみである。
 二つの作品を見て思うのだが、こうも異文化に対する姿勢が違うと、やっぱり国際政治は難しいのだなと。同じ人種でも家族でもうまくやっていくのはそれなりに難しいのだから、やっぱり生きていくってのは大変だ。大変だと……引きこもりたくなるので(笑

 とにかく引きこもりの二日目であった(苦笑)