BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 川崎市 岡本太郎美術館

 朝起きるのが遅くなってしまったのだが、天気もいいこともこれあり、ふとした思いつきで、生田緑地にある岡本太郎美術館へ行くことにした。
 ここは、妻が昔行ったことがあるらしく、割と面白いと言っていたため。
 場所が場所なので、アルファちゃんで出動。
 例によって適当に昔の自転車練習用の道路を通りながら、行くが、例によって狛江の住宅地をうまく抜けられずw やはりカーナビを使わないとだめなのかなあ……。昼になってしまったので、狛江のデニーズで食事をする。デニーズでiPhone使って道順を確認し、再出発。
 今度は道を間違えること一回で、無事に生田緑地に到着。西口の駐車場にクルマをとめて、てくてく歩く。途中、日本民家園という日本の民家を集めたらしいテーマパークがあった。合掌作り?というのかなあ、意外と力強く見える。


 てくてくとベビーカーを押しながら歩くこと10分程度で岡本太郎美術館は現れた。中の作りはバリアフリーでベビーカー押している我々にも非常に好感がもてた。等身大の太郎さんもいる。


 なかなかシュールだ。
 妻は太郎さんの大ファンなので、一枚一枚の絵や一つ一つの彫刻を、娘に丁寧に説明していた。太郎さんの絵の独特なプリミティブさは幼児受けするらしく、娘は面白がって一生懸命見ていたように思う。まあ、親馬鹿かもしれんが。。。原色に単純化された線、確かに幼児性を感じる絵だ。それだけに今の娘にはビビッドに響く……かもしれんし、響いて欲しいw
 館内は写真撮影現金じゃなくて厳禁だから、当然その画像はないが、建物の一番上に、こんなかんじの「母の塔」という巨大なものが建っている。


 この足下で、妻と娘は追いかけっこに興じていた。なかなか楽しい。
 岡本太郎さんというと、ヘンなこと言う文化人タレント?という印象を持っているのは、多分我々の世代で、「グラスの底に顔があってもいいじゃないか!」と目をひんむいて叫んでいるテレビコマーシャルの影響が非常に強いのだと思う。
 とはいえ、実際に彼の作品を見てみると、プリミティブアートに近い、独特の「野生」というか「風情」があって、なかなか趣がある。
 三連休明けに見るであろう、渋谷駅の大壁画が新鮮に見えるかもしれない。


 帰り道、住宅地を抜けて近道しようとしたら、逆に時間がかかった。
 やはりカーナビに頼らないとだめかも……と一人落ち込んで不機嫌になり、さらに自己嫌悪に陥る……というデフレスパイラルになった。
 とはいえ、岡本太郎美術館と生田緑地はなかなか素敵な場所だった。
 また行こう、と思った。