BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 乗鞍!

「あっあああぁぁぁ」
 という叫び声で目が覚めた。周囲の気配で言うとまだ真夜中のかんじである。
 友人の寝言である。寝言というよりは叫び声に近い(苦笑) 仕事がらプレッシャーの多い友人なのではあるが、夢でもうなされているというのは哀れなことではある……。一回起きてしまった私は微妙に寝そびれてしまい、あと妙におかしくて、しばらく声をひそめて笑っていたのだが、またいつのまにか眠りについて、起きたら5時くらいになっていた。
 まず風呂に入り、その後朝食。軽量化にバイク整備に……といつも通りのレース前の朝を過ごす。6時半過ぎに宿を出て、スタート地点に。ゴール地点まで持っていってもらう荷物(ゴール地点は寒いので腕や脚カバーにウィンドブレーカー、それからチョコレートだの何だの)を7時に預け、後は泥縄的なアップを少々。
 アップした限り、調子は悪くなかった。またポケットには「スタートの直前に飲むといいですよ!」と友人のゴロー氏がくれたアミノ酸クエン酸サプリメントもあるし、今回はなかなか良さそうな気配である。むふふ、さりげなく1時間40分切りを自らに期待してしまうのは、ちょっと過大であろうか(苦笑)
 あと、そうそう。今回、直前に買ったバイシクル・クラブの記事に影響され、ライディング・フォームを少々改良してみたのだが、なかなか良かったような気がする。今後もこのフォームを忘れずにきちんと漕ごうと思った次第。疲れるとちょっと思った通り行かなくはなってしまうのですけれども……。

 そうこうするうちに、KCCの友人連中とお互いに激励しあいつつ、最後の軽量化(まあトイレのことである)をしようかどうか迷っているうちにスタート時刻になって、スタートしてしまう。スタート時刻は7時52分である。
 中間地点までは、非常に調子がよかった。時速にして12kmをめどに走ったのだが、なかなかいいかんじで脚が回った。と思ったのだが、残り10kmを切ったあたりから坂もきつくなりはじめ、最後の5kmは正直かなりキツかった。途中で何人かの友人を抜き、何人かの友人に抜かれる。酸素マスクをして横たわっているレーサーも見たし、白い短パンが汗で濡れてスケスケになってしまい、下着のパンツ(しかも縞模様)が見えてしまっている女子も目撃し(苦笑)、まあ余裕がないながらも楽しく坂を上り、ゴールへ向かう。
 とはいえ、ゴロー氏から頂いたサプリメントの効果もあったようで、思ったよりも粘りが効いた気がする。今思い起こせば、もうちょっと頑張れたような気もするのだが、走っている最中はそれどころではない。
 ゴールに到着すると、次々と友人と会う。O氏のご厚意でヒューガルテン・ブロンシュをプラカップで少々頂いたのだが、これがかつてないほど旨かった。この場を借りて御礼申し上げます。いやぁ、本当にうまかった。生きていて良かったと思った。

 しばらくブロンシュを飲みながら、うだうだしてから、下山。下山後、温泉に入りつつ、しっかり休憩しアルコールを抜いてから、帰宅。夏休み最後の日曜日ということで渋滞はものすごく、家に着いたのは7時を過ぎもはや8時近かった。

 という色々の要因もこれあり、タイムについては自己ベストを更新1時間43分となった。40分切りはできなかったが、まあまあのタイムか。ちなみに昨年はこちら。結局、ここしばらくきちんと週末に実車に乗ったことが今回の成績に一番大きく影響しているのだろうと思う。なかなか満足ではある。
 これから千葉に向けてさらにトレーニングを積んでいくこととしたいものだ(^^

 ちなみに昨年はこちら。あんまりやっていること変わっていないので汗である。