BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 カンボジア旅行記 Day5

 ということで、遅きに失してしまった感もなくはないですが、皆様、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します……。
 ってな書き込みをカンボジアからしようと思って、ホテルでフリーに使えるPCで悪戦苦闘しておったのですが、結局、回線状態がいまひとつで、よく瞬断するので、カンボジアからのアクセスは諦めました。
 ということで、日にちもだいぶ経ち、バックデートでこんなものを書いている始末であります。何事もライブでリアルタイムの方が迫力ですのですが、なかなかそうはいきません。

  • いよいよ最終日

 ということで、初日の出を拝みに行った。もうガイドさんはいらないだろうということで、タクシーだけホテルにお願いして押さえることにした。きちんと英語が通じるガイドさんで、市内のことやカンボジア情勢のことなどをつらつら教えてくれる。ピックアップは午前5時。まだまだ暗い。暗い中、人々は徐々にではあるが、活動を開始していた。

  • 初日の出の方は……

 先日日の出を見に行ったときのノウハウを生かして、かなりよい場所を陣取ってひたすら日の出を待った。5時半くらいからぐぐっと観光客の数が増えてくる。先日見たときよりも、日本人観光客の数が多いような気がしたのだが、あながち気のせいでもないような気がする。で、肝心の初日の出の方は……
 イマイチ
 だった。何と言っても雲が多く、きれいな朝焼けとはお世辞にも言い難かった。残念といえば残念だが、我々は先日綺麗な日輪も拝んでいるので、まあよしとしなければならないと思い、やり過ごすことする。
 一応日が昇りきるまで粘ったのだが、いまひとつのまま。

 「日の出」というイベントが終わってしまうと観光客はいったんホテルへ引き上げて朝食を食べる、というのがほとんどのパターン。ということで、まだ涼しく、かつ観光客も少ないということで、日の出直後から1時間、2時間という時間帯は、がらがらのアンコールワットを独り占めできた。このやり方が今後も通用するかどうかは分からないが、現段階ではかなり有効だと思われる。
 最初に観光したときは駆け足かつ人混みでよく見れなかった、回廊に彫り込まれたレリーフについては、じっくりと見直すことができた。見れば見るほど魅力的だ。特に「乳海攪拌」というヒンズー教の挿話を絵にしているところはかなり気に入った。この「乳海攪拌」というのは、ヒンズーの神が、不老不死の薬(アムリタ)を作るため、亀の上に山をのせて、その山に蛇を巻き付け、両側から思い切り引っ張る……という荒唐無稽な話、なんである。このときに海から出てきたのが「アプサラ(妖精)」なのだそうで、このレリーフにも、宙に舞う美しい妖精の姿がきっちりと彫られている。
 とまあ、空いているアンコールワットを堪能しつつ、いったんホテルに戻り、遅めの朝食をたっぷりととる。

  • オールドマーケット

 朝食後、再度、町の中心部の方を散策。徐々に日が強くなってきて暑くなってくる。欧米人がオープンカフェで涼を求めてビールを飲んでいる。なごやかなリゾートの風景だ。
 妻の希望もあり、あまりよく見ることのできなかったオールドマーケットをつらつらと見る。中には女性向けの美容院などもあって(マーケットの中に美容院があるというのは、私は初めてだった)、なかなか生活感一杯。肉、魚、野菜、果物、土産物などのお店が乱雑に並んでいる。妻はこういうところが大好きらしく、一生懸命写真をとっていた。
 とある土産物屋を通りかかると、何やら石を売っている。石好きの妻が冷やかし半分で見ていると、物の善し悪しはよく分からないが、値段的にかなり安いのもあって、ピアス用二つ、ペンダント用一つ、とお揃いのトルマリンを購入することに。まあ、妻にしても私にしても石については素人なので、善し悪しは分からない。ただ、物を買うということが幾ばくかの快感をもたらすということからすると、まあ買い物もレジャーの一環ということなんだと思われる。

  • 最後にSPA

 最後にホテル併設のSPAで三時間のSPAを受けた。これ、安いし、快感。ただ、全裸になって施術を受けるのにはちょっと抵抗があった。バリではパンツくらいははかせてくれたのに、ここは全裸(笑) 最初「トゥッグオーガウンアンダーウエア」と言われて、何のことか分からず(苦笑)、何のことはない「Take off your〜」と言われただけ。まさかパンツまでは脱がないだろうと思っていたから、尚のこと分からず。まあ結局は脱いでやってもらったんだけど、それは向こうもプロでちゃんと見ないように配慮してくれた(苦笑)
 SPAが終わってから、「Cafe Indochine」で早めの夕食。その後、空港までタクシーで送ってもらう。
 名残惜しいがカンボジアともいったんこれでお別れ。

 まだまだ書き足りないことも沢山あるけれども、これでいったん、この旅行記はおしまいにします。