BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 ガラパゴス

 ここ最近、いろいろと分け合って「ガラパゴス」について考えている。「ガラパゴス」って、そうそう、あのスマパンの歌ね。

メロンコリーそして終りのない悲しみ

メロンコリーそして終りのない悲しみ

 ちがうちがう。
 ダーウィンが「種の起源」の構想を得たあの島ね。
 で、ちまたでは「日本がガラパゴス」だとか「日本がガラパゴスになってしまう」といった言説が満ちあふれており、少々辟易しているのだ。
 だって考えてもみて欲しい。
 G20だって、基本的には自由貿易を堅持しようってことで合意をみているわけだし、世界はもはや基本的にはどこへいってもオープンで、ご本家ガラパゴスでさえ、もはや隔絶した土地ではないのだ。観光客が入ることによって環境が変わってしまうという話さえあるらしいではないか。
 そういう中で、「おれはガラパゴスに住んでいるからさ」とか「ガラパゴスに住んでいるからだめさ」と開き直っているようなへんな感じを、ここ最近感じるには私だけだろうか?
 それだと困ると思うのだ。我々は国際的に開かれた国に住んでいる。だからこそ自らを「ガラパゴス」と卑下することは無意味だし、そこで開き直ることは精神的な退行に過ぎない。
 と思ったりした。