泥酔する

　神泉で宴会。といってもフォーマルなものではなく、カジュアルなもので、それはそれは楽しかったのだが、ここ最近、色々な理由で、自分自身毒をはきまくっている様を客観的に見てみると、それはどうにも健康的ではなくて、自分自身が忌み嫌うタイプの人間に堕してしまったかような気がして、本当に自己嫌悪に陥る。
　そういう精神的な毒が自家中毒的に体内に回っているのか、宴は何の問題もなかった（筈）なのだが、帰り道、多分井の頭線を一、二往復したようだ。というのも宴が終わった時刻と帰宅した時刻が合わないから（苦笑）　しかも最後は富士見ヶ丘で下ろされ、そのまま車で帰宅したという次第。家に帰るなり、本当に玄関先でばたんきゅう。妻には大迷惑をかけた。すまんでした。
　それはともかく、虎箱の世話になることも貴重品を落とすこともなく、無事に帰宅できたのは、神の加護と酒飲みの持つ本能的な自己防衛か。しかし、昔の酒量はもはや自己の限界の遙か彼方なのだという認識を新たにせざるを得ない……。
　まさに四十代、なんだなあと。