BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 古巣

 午前中、渋谷にて当社の創業者の方とミーティング。元気そうだった。元気であるってことはよいことである。


 夕方、会社の会議をひとつスキップさせてもらって、古巣の創業10周年記念パーティー、恵比寿ウェスチンホテルにて。
 私がその会社にいたとき、その会社はある意味、青息吐息で、明日をも知れぬ厳しい資金繰りを強いられていた。その頃を思うと、ウェスチンで創業記念パーティーをやるなんてなかなかどうして大したものだと思う今日この頃である(笑)。
 懐かしい顔がいっぱい。しかし、あまりにお客さんが多くて、話たい相手ともそんなに長いこと話しているわけにはいかない。一緒に働いていた人ばかりでなく、違う縁の知り合いの方もちらほら。しかし、あまりに人が多すぎる……。
 彼らは彼らで進化していったのだろう。彼らが進化していたその7年間か8年の間、自分はいったい何をしていたのだろう?と思う。何か結果が残せたのだろうか?巨万の富を手にしたのだろうか?何かを世に問うことができたのだろうか?
 そう考えていくと、謙虚にならざるを得ない。自分はまだ何もしていない。この世の中に自分が生きたという痕跡(自己満足でかまわないのだが)を残すにはほど遠い。
 豪華な、ある意味、あまりにも豪華な、古巣の創業記念パーティーに出てそんなことをつらつらと考える。資本市場で勝負をしている以上、所詮は「Rat race」の域を出ないわけで、その呪縛から逃れつつ、何か面白いことを世に問いたいというのが、今の私の野望。しかし、その道のりは遙かに遠い。


 まあ、何とかなる。きっと何とかなる。

#そう言えば、社長の挨拶が始まる前にちょっとしたプロモビデオみたいなものがプロジェクタで映し出されたのだが、そのBGMがツェッペリンの「Rock'n roll」だったのにはちょっと笑ってしまった。インターネットビジネスをずっとやっていたことと「Rock'n rollをずっとやってるよ」という歌詞をひっかけたその気持ちはよく分かるが、ちょっとベタ過ぎではないかと思った(笑)ま、それもご愛敬か。