BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 倫理観

 朝二番くらいに来客。お若いインベストメントバンカーの方。どういうんだろ、こういう商売のやり方っていいのかな?と思ったりする。自社のニーズを言ってくれっていったって、ああた(大橋巨泉風に)、まだ初対面なんだし、お互いのやり口が分からないんだから、言い様がないじゃあないの……というかんじであった。
 午後、監査法人の先生とミーティングがあったり、来客があったりする。最後にご来社頂いた方が、私の前の前の会社の同僚の方で、新しいビジネスを立ち上げるべくファンドレイズを考えていらっしゃる方。以前勤務した会社一緒という縁もあり、少佐のこともよく知っているということで、少佐を交えて三人で渋谷に食事に出かけた。定番のVINが満員(予約くらいとっておけよってかんじか)だったので、「てやんでい」へ行く。久しぶりだった。
 その場では色々な人の消息だの、噂話だの、近況だの、そんな話が宙に舞ったのだが、一番印象に残ったのは、要するに、私がビジネスに向いていないってことだ。一緒に食事をした方が言うには、
「クマおたくさんは、今は今でビジネスやっていていいんですが、多分今のクマおたくさんのポジションはreplacableなものでしょう。ただ、昔、何にもやらないでプラプラしていたときのクマおたくさんはone and onlyのかんじで、なんだか分からないけど、すごく良かったです」
 とのこと。
 同じようなことは友人にも言われたことがある。

 プロテスタンティズムや武士道、または近代的な儒教倫理に対する偉大な造反、生涯のテーマになりそうではあるが、霞を食って生きるわけにもいかぬ。むむむむ。どうする?(苦笑)