BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 一夜あけて

 地獄からの生還より一夜明けました(苦笑)

 適当な時刻に仕事を切り上げて帰宅。勿論、代表戦を見るためである。ビール片手に自宅にて妻と観戦。今さら言っても仕方ないことなのだが、私はキックオフ前からあまり勝てそうな気がしていなかった。私の予想は「2-1」の敗戦(笑) ま、私の予想はハズレたわけだが(笑)、なんだかなあ、である。
 私が敗戦を予想していた、理由最大の理由は、
ジーコジャパンのトップフォームはドイツとの練習試合のときで、マルタ戦を見る限り、トップフォームからかなり落ちているのは明らかだ」
 ということである。
 自転車のレースをしていていもそうなのだが、(ま、比べてみるのもおこがましいが)ベストの状態をある一定期間以上維持するのは難しい。ま、そこができるからプロなんでしょう、という言い方はあるが、メンバーを比較的固定するジーコのやり方だと、うまくサイクルをあわせれば、1+1を3にも4にもできるのだろうが、そもそもの「1」が同じタイミングで0.7とか0.6になってしまったときは、目も当てられない。一ヶ月間を戦い抜く以上は、選手のローテーションを考えないと厳しいだろう。そもそもジーコにその考えがないというのは、コンフェデレーションズカップで露呈していたから、まあ目新しいことではないのだが……。
 小野の起用については、諸説色々とあるようだが、私は心情的には非常に理解できる。「ちょっと引き気味に使って、あわよくばもう一点……」というある種のスケベ心からくる起用だろう。職場の同僚と話していたのだが、彼によれば「守るなら守るというメッセージ」を出すべく、遠藤とかを起用した方がフンギリがついたのではないか、とのこと。
 それは正しい。ラッキーな一点を守りきる、まあ最悪でも引き分けというゲームプランは間違ってはいないはずだ。戦力的なレベルを考えると、まっとうな戦略だったとも言えよう。
 何はともあれ、、選手は頑張ったと言えば頑張ったのだろう。ま、我らの代表は過去何度も我々を裏切ってきた(笑)わけで、私はそういう「裏切り」には慣れているつもり。これ以上は言うまい。
 なぜスポーツを観戦するのかと言えば、まさに蓋然性のないところに起きる確率的なドラマを目撃したいがためであり、その確率的ドラマには「絶対」という二文字はない。期待を、いい意味でも悪い意味でも裏切ること、それこそがスポーツ観戦の魅力だ。だから、文句を言うまい。
 我らが代表に望むことは、ただ一つ。当たり前の蓋然性に支配されることなく、いい意味でも悪い意味でも、どちらにふれてもいいから、つまるところ、「裏切って」くれよ、ということである。

 私が生きているうちに、我らが代表はワールドカップで優勝することができるのだろうか?