このBlogの読者の大半は(笑)、当然のこと、サンタクロースの存在を信じてはいないだろう。それは古き良き子供の頃の思い出で、小学校や幼稚園の卒業アルバムみたいに黄ばんでしまっているものの一つのはず。
今日、昼ご飯をとある人と食べていたのだが、その人の息子さんは小学校五年生。まだサンタクロースを信じているのだそうだ。
ふと自分のことに照らし合わせてみると、私は多分、幼稚園の頃から、「サンタなんていない」と思っていたふしがある。そもそも、私の世代になると、子供の頃からサンタの存在を信じていないような人々の方が多数派だったような気がする。
その人は、息子さんにサンタの存在を信じ込ませるために、けっこう色々な手管を使っているようだ。その家では、サンタへ欲しい物と一年の振り返りを手紙に書いて出すことによって、プレゼントをゲットするという方式を採用しているらしい。ご両親が、息子さんからサンタへの手紙を盗み見て、欲しい物を突き止め、プレゼントとするらしい。
ある日、息子さんが恒例のサンタさんへの手紙を無心に書いているとき、ふと「でもさ、サンタってのはフィンランドだかどこか、北欧の人だよね。パパ、ぼくは日本語でサンタさんへの手紙を書いているけど、サンタさんはぼくの欲しいものが分かるのかな?」と聞いてきたそうだ。
可愛いものである。
父答えて曰く、「サンタは超自然的な存在だから、日本語だろうと何語だろうと、言葉の本質的な意味をすぐに理解できるから大丈夫だよ」。
サンタを維持していくものなかなか大変な労力を要することのようだ。
ここで一つ仮説。
「両親が、子育てに投入する時間に比例して、子供がサンタの存在を信じている期間が延長される」
どうでしょ? ご意見乞う(笑