BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 Two Sistersと……

 午後一で某商社へお伺い。大学時代からの友人と会い、とある方をご紹介いただく。
 その後オフィスへ戻り、デスクワーク。
 夜は、これまた大学時代の友人と夕食。場所は銀座の「アロッサ」へ。ここはニュージーランド産のワインにニュージーランドの羊や肉を食べさせてくれるワインバーだったのだが、なかなかおいしかった。ワインは友人のセレクションで、ピノノワール。「Two Sisters」というもの作り手で、いやはやぱあっと華やかで美味しかった。お料理も割安感のあるコースを選択。前菜盛り合わせに魚に羊、デザートはイチゴのミルフィユ。けっこう満足。
 友人が面白いことを言っていた。
「近代になって一部の国を除いて、『一夫一婦制』になってから、男性の精子が著しく劣化した。で、結局どうなったかというと、アメリカに見られるように現実的には『時系列一夫多妻制』へと変貌しつつある」
 なるほどと思った。
 アメリカなどは功なり名なりを成したいいオヤジが、慰謝料を払ってニコニコで、新しい若い奥さんを娶ったりするじゃないですか。まあ、俗に言う「トロフィーワイフ」というやつであるが。
 それって、確かに「時系列一夫多妻制」なんだと言えるかもしれない。日本も離婚が増えているから、ある意味「時系列一夫多妻制」への移行が進んでいるのかもしれない、などと思ってしまった。
 それは生物学的なDNAの自己保存本能の成せる業なのかなあと思ったりもするし、パレートの法則じゃないけれど、結局2割の男子のみが「時系列一夫多妻制」にのっとって、子孫を残すことができる、ということなのかなあと思ってみたり。
 とはいえ。
 私は確かに離婚経験者だが、お金もあんまりなく貧相な者なので、そんな溢れ出るような生命力というか富に基づいた「時系列一夫多妻制」などという感覚はまったくない。その場その場で悪戦苦闘しているだけ、というのが現実じゃないだろうか。とにかく、私は(敢えて恥ずかしげもなく言うが)妻と娘のことを本当に愛していると思う。
 ちなみにこの説を唱えてくれた友人に離婚経験はない。