BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 筑波8時間耐久参戦記

「行った」
「出た」
「暑かった」
 カエサルなみに言うとこうなる(笑)
 そもそも、朝、家を出てから大泉で外環→三郷→常磐道、と行こうと思ったのだが、何を思ったかぼおっとしていて、関越にのってしまった(苦笑)。いつも夏になると軽井沢へ行っているという癖が出たせいなのかどうかは知らない。いやいや、単に自分がぼおっとしていただけなんだろう。アルツハイマーになってしまったかと思って一瞬恐怖した。あわてて引き返して、今度はしっかり外環にのると、今度は外環が渋滞(泣)。結局レース会場についたのは11時過ぎ。第一走者はもうとうにスタートした後だった。
 それにしても暑い。本当に暑い。タープをはったとはいえ、周囲の空気は煮えたぎるようだった。たまにどこからともなく涼風がすうと吹き抜けるが、その一瞬だけは生き返ったような気分になる。
 着いてから、ちょっと間を置いて、さっそくクマおたくも走り出す。サーキットの中を走るというのは初めての経験で勝手が分からなかったが、なかなか気分がよかった。早い人はぶんぶんいわせながら、トレインを組んで、先頭交代しつつ、お互いに引き合ってスゴイペースで周回を繰り返している。何度かそういうトレインについて行こうかと思って頑張ってみたが、結局はちぎれてしまうのがオチだった。悲しい。
 それはそうと、サーキットの中、「ダンロップ」のゲートのところとかくぐっていくと、なかなか感動できた。ピットロードに入って次の選手に交代。止まると走っているとき以上に汗が噴き出る。のどはひりひりするほど乾いている(かなりのスピードで飛ばすのと、思ったほど直線距離が長くないので、走っているときは給水のタイミングがなかなかこないのだ)。5周回って20分。1周4分、おせえ〜。早い人は3分前半。時速にして約40kmで周回していることになる。
 次の番は少し頑張って5周回って19分の後半で上がった。少しペースが上がった(ちなみに3度目は5周で20分台前半。4回目は4周で16分台前半。最後の番は日も落ちてかなり涼しくなっていたので、走りやすかったが、今度は足が回らなかった)。
 途中、ピットで出番を待っているとき、ゴロー氏が「こんな賞をとったんですよ〜」と近寄ってきた。「賞?」
 我らKCCが「賞?」。
「ええ、キリ番賞だそうですよ〜」
 要するに我々KCCは5時間ちょっきりのところでゴール地点を通過したらしいのだ。まあ偶然でしかとらなくて、実力とは何の関係もない賞だが、でもこれはこれでよいことだ。ついにKCCも賞をとる時代になったのだ。レベルアップした?ってことか?
 S氏が作ってくれた焼きそばだのステーキなどで腹ごしらえをしつつ、ひたすら周回を繰り返すうちに、日も落ち、さて最終走者。最終走者はピットロードが閉まる都合で、30分は周回をしなければならない。この過酷な使命を帯びたのは、、、我らがエースのゴロー氏。
 我々の期待に応えて、ゴロー氏はかなり飛ばしていた。大きな集団の中、すごいスピードで飛ばしている。明らかに時速40kmオーバーだっただろう。黒いジャージが闇に溶けてしまい、声援を送ろうにもわかりにくい。何周分かは見逃したかんじだ。それはともかく、ゴロー氏の激走は熱く、ひいき目なしに、かなり感動ものだった。
 そうこうするうちにチェッカーフラッグ(ほらサーキットだからね)が振られ、レース終了。最後の1周はアンカーみんなでビクトリーラン。で、おまけにもう1周はみんなでコース中央まで出て、その花道の間をアンカーがゆっくりと走り抜ける。
 その間、花火は(みすぼらしいものだったが、十分だ)上がるは、音楽はかかるは、意味なくスモークも出るは……で大盛り上がりだが、いかんせん主催者側がお金かけていないのがみえみえで、ちょっと改善の余地あり、である。
 最後はピットに集まって、みんなでビールで乾杯! 終わりよければすべてよし!


 最高の気分で会場を後にした。


 みなさん、お疲れ様でした。