BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 オーネット・コールマン

 朝一番から定例会議。その後、平河町の弁護士先生の事務所へお伺いし、ミーティング。帰り道、久しぶりに同僚と一緒に神楽坂しなの庵で「あいもり」(蕎麦とうどんを合わせ盛ったざる)を食べてから、オフィスに戻る。戻ってから来客。
 夕方は早めにオフィスを出て、池袋芸術劇場でオーネット・コールマンのライブを少佐と一緒に聴く。オープニングアクトは何と!豪華なことに山下洋輔氏。生で聴く山下洋輔はやはりなかなかのものだった。音の一瞬の跳躍力は想像していた以上にすごかったし、白いシャツに白いパンツ、それにベストという格好はなかなかきまっていて格好良かった。私クマおたくもあんな風に歳をとれたらいいなあと思ったりした。
 それはともかく。
 コールマン氏のバンドは、ドラム+ウッドベース2本+コールマン氏のサックス、バイオリン、トランペット等々、といったカルテットで、ウッドベースの1本は弓で弾き、どちらかといったら高音担当。もう1本は指で弾き、所謂通常のベースといったかんじである。オーネットは薄いブルーのスーツに黒い帽子で普通の格好なのにどういうわけかヒップなかんじに見えた。たいていのいけているジャズマンは普通の格好をしているのに、どういうわけかヒップに見えたりする。本人のキャラが濃いためなんだと思うのだが、あのスクエアな中のヒップさは本当に羨ましい。
 それはともかく。
 音の方。ミックスの関係なのか会場の関係なのかドラムのハイハット、ライド、クラッシュといった金属音がやたらと響き、最初の方はバンド全体の音の全体像がとらまえにくく、かつ演奏も微妙に上滑りしていたような塩梅だったが、時間が経つにつれて、徐々に調子が出てきて、オーネットも音数が多いというわけではないのだが、要所要所での一瞬の跳躍力にはさすが!という貫禄を見せてくれた。後半はやたらとノイジーな女性Voが入ったり(ちょっと個人的には?だった)、山下洋輔が参加したり、と盛り沢山な内容。オーネットも椅子に座ってではあるが、最後まで軽やかな跳躍力を見せてくれた。
 帰りにギボンによって、ブロンシュを2杯。例によってD氏をはじめ、いつものメンツがいらっしゃった。

 降っていた雨も上がって、よい気分。