BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 今日も採用面接デイ

 今日も何人かの新卒の方と採用面接でお会いした。前日のエントリ同様、やはり今日も「成長」というキーワードが頻繁に出てきたわけで、私の体感値でいくと、「1−イチローの打率」ぐらいの確率で出てくる。かなり頻繁にでてくるぞ。
 とはいうものの、今日はかなり「大物」の方とお会いした。どこでどうつながるか分からないので、内容については敢えて触れないが、あまりに面白すぎて面接中鼻血が出た(苦笑) そもそも私は鼻の粘膜が弱いらしくわりと鼻血が出やすい体質なのだが、採用面接中に鼻血が出たのは多分はじめての経験だ。鼻血が出るほど面白い面接だったと言えよう。
 ま、落ち着いて考えてみれば、今までお会いした方々が「びしっ」と背筋を伸ばして、頭の中で面接の想定シナリオをきちんと作成しているというタイプの方だったのに対して、今日お会いした方は「素」の自分をどか〜んと出してこられたってことがひねくれ者の私のツボにはまったということなんだろう。話していると地頭は決して悪くない。しかし、あまり考えていない。ただスゴイのは、考えていないということを「素直」に「考えていないので、すんません」という風にしっかり言い切るその力強さにちょっと感動というか、うけてしまったわけである。この方、今後の成長に期待するところ大である。
 一つだけ面接中のエピソードを紹介しよう。
私「『得意な科目』に『数学』とありますが、数学得意なんですか?」
学生「はい」
私「数学も幾何だの代数だの集合だの色々な分野がありますが、どういうところが得意?」
学生「ええと、あんまり得意な科目がなくて、消去法でいったら、数学だけ残ったんで……。公式とか覚えていれば、たいていの問題解けるんですけど、自分、あんまり公式とか覚えてなくて……」
私「ちっとも得意じゃないじゃん」
学生「そうですねえ。でも消去法で考えていくと数学なんですよ」
 ……これはすごい。こんな応対、初めてである。

 夕方、元社員の人が遊びに来た。久しぶりに夕食を食べに行く。元気そうで何よりだった。元社員が立ち寄ってくれる会社というのはいいものである。いつまでも元社員が来てくれるような、そんな会社でありたいものだ、としみじみ梵天丸は思った次第。