BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 打ち上げ

 午前中、証券会社のアテンドで社長殿と一緒にIR。午後はデスクワーク。
 夕方、適当に仕事を切り上げて、株主総会事務局(だいたいは私が統括しているセクションの人間になってしまった)の打ち上げ。
 考えてみれば、昨年の株主総会の打ち上げには、私は出席していない。当時、社内情報システム部門も管轄していたため、確かシステムトラブルか何かがあって、行けなかったのだ。そもそも疲れていたし、パスさせて貰ったのだった。飲み会というのは不思議なもので、上司がいるからいいという部分(主に金銭的な部分)と上司がいない方がいいという部分(おもに割悪口でガスを抜く部分)の二つが複雑に絡み合っているものだ。
 ここしばらく、私が統括しているセクションでは、決算だの、前述の株主総会の準備だのM&Aの契約のまとめだの、開示用リリースの作成だの、個別の仕事を上げていくとキリがないほど、膨大な事務処理をつつがなくこなしてきた。ここで、私には選択肢が二つあるわけだ。
 選択肢一。参加しても大人しく状況に解け込む(もしくは参加しない)。どちらかというと一次会でささっと帰って資金的な援助だけする。
 選択肢二。職場のフラストレーションを有る意味「可視化」させるべく、部署の長みずからが大騒ぎする。
 ということで、今回は「所属部門の長がいかに馬鹿であり、自らが頑張らないとだめだ」的危機感、もしくはアルコールというある種のドラッグを使って、「若衆宿」的な雰囲気で一体感を募る、フラストレーションの可視化、という野望を実現させるため、選択肢二を採択。率先して馬鹿話を振り、騒ぐことに終始してみた。なので、二次会(若衆宿的な雰囲気を醸造するにはカラオケが一番(苦笑))にもきちんと参加し、いくつかの持ちネタを披露する。
 上記の戦略が機能したのかどうかはまったくもって分からないが、個人的には随分と頑張ったつもりではある。とはいえ、無理して頑張っているわけではないところが何ともなあ。個人的には大騒ぎは嫌いではない。要するに戦略以上に自分自身のあく抜きというか毒の排出といった側面の方が強く出てしまった感じもないわけではないが……。まあ楽しかったからいいや。ここで述べたことはほぼすべて後付で考えたことであります(爆
 (約一名、急遽詰めなければいけない作業が発生したためオフィスに戻るという事態が発生。緊急で対応してくれたその同僚に、この場を借りて心から御礼を申し上げます)
 三次会ではかなりアルコール漬けになって崩壊しそうな頭を抱えたまま、神宮前のびにまるへ仲良しの同僚と新人1名を連れて向かう。
 はっきり言って新人君には悪いことをした。きつめの説教をしてしまったから。
 まあ、会社というものはそういう理不尽なものだということを理解して頂くにはちょうどよい場所だったのではないかと思う。