BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 やりすぎ注意?

 今朝、早起きしてジムでトレーニングしてから出社したのだが、ジムで衝撃的な光景に遭遇。
 ジムでトレーニングをしていた男性(後ほど救急隊員の電話から58歳であることが分かる)が倒れたのだ。
 何か「ドカッ」というような音がしたかと思い、「何だろう?」と思って音のする方を見てみると、男性が仰向けに床に寝転がっており、口をぱくぱくさせている。ジムの女性スタッフが「大丈夫ですか?」と意識を確認すべく大きな声を上げて、男性に話しかけている(そうそう、私は昔赤十字の救命救急員の講習に行ったことがあったので、このあたりの処置が教科書通りであることは知っている)。男性の意識が戻る気配はなかった。もう一人男性スタッフが来てから、心電図なのだろうか、男性のTシャツを切り裂いて、胸に電極をつける。首にタオルを入れ、気道を確保する。まだまだ男性の意識は戻らない。電極をつけてから、男性の体は電気ショックにでもあったかのようにくビクンと痙攣した。
「この中でお医者様はいらっしゃいますか?」
 男性スタッフが叫んだ。相当に重症らしい。医者はあいにくいないようだ。
 まだ男性の意識は戻らない。男性スタッフはマウス・トゥ・マウスの人工呼吸をしはじめる。そして何と心臓マッサージまで始めた。かなりの重症のようだ。
 そうこうするうちに、救急隊員が到着し、男性は口に酸素マスクを付けられ、ストレッチャーに乗せられて、搬送されていった。こういうときのプロフェッショナルはかっこいい。てきぱきと処置を施し、さっさと搬送してしまう。
 その間、私が何か貢献できたかというと、まったく何も貢献できなかった。ストレッチしながら、現場はぼおっと見ていただけであり、せいぜいしたのは、じゃまにならないように心がけることくらいである。

 いつもよく見るオヂサンである。トレッドミルをけっこうなスピードで走っていた、髪の毛は薄いが元気そうなオヂサンである。

 やりすぎ注意?ってことなのだろうか。過ぎ樽は及ばざるがごとし。私もいい歳だから注意することにしよう。