BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 会社とは何だろうか?

 会社というものはいったい何なのか?ということをここしばらくよく考える。
 会社というものは日々新陳代謝を行い(辞めていく社員もいれば入ってくる社員もいるし)、なにがしかの付加価値を創造しつつ、明らかにそこに「存在」しているかのように見える。しかし、会社の実体というものは何なのだろうか?
 人間の集合体であることは間違いないが、集合してみると、それぞれの意志が複雑に影響しあって、思ってもみなかったような新しい「制約条件」が沢山生まれてくる。会社の最初は、「これ、やってみようか」というノリが合う人々というか仲間だったわけで、そこに徐々に人が増加するにつれて、「やってみようか」というノリが、「これこれをやらなければならない」という義務へと変化していく。ボランタリーな意志の合計が会社であるはずなのに、会社はその構成員に対して、明らかに強制力を持つ。そして、強制力を持つどころか、構成員が変化していったとしても、会社の方針やカルチャーといったものは、どういうわけか保持される。

 これって不思議だ。
 今の私にはどうにも分からない。個から発生する集団が個を超えて君臨するようになり、果ては構成員の自己疎外の要因になってみたりもする。

 会社って何なのだろうか? 謎だ。思考は継続するが、本稿はここまで。