BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 わずかの間死ぬこと

 今日はトレーニングはなしで、朝は休養にあてた。シャワーを浴びる前にストレッチとなんちゃってヨガを軽くやるに留めた。
 夜は宴席で、ここしばらくずっとやっていたディールの関係者が集まっての宴席というか打ち上げというか。色々な話が出て面白かった。11時過ぎぐらいで終了し、そのまま帰宅。帰宅後はほぼ間髪入れずに就寝。レースが近いから極力規則正しい生活を心がけている。今年の乗鞍については訳もなく気合いが入っていて、自分でも不思議なくらいだ。

 自転車に乗っていると社会的な関係性をほぼ確実に断絶できる。自分は自転車の一部になり、自転車もまた自分の一部になる(ドゥルーズ的に言うならば、「器官なき身体」ということか)。自転車と路面と自分の三者だけが世界に存在するすべてのものとなり、その他のものは消えてしまう。
 そこが自転車の魅力だ。他人を気にすることも少ない(集団走行となるとそうはいかないが、ただ原則としては自分の問題に収斂していく)。世界は自転車/自分/路面の三者の関係性だけになる。コミュニケーションだの何だの、そういったわずらわしい関係性を瞬間ではあるが、完全に忘れることができる。まさにこれが自転車の魅力だ。
 自転車に乗ると言うことは、わずかの間自殺しているに近いのかもしれない。

「さよならを言うのはわずかの間死ぬことだ(レイモンド・チャンドラー)」
「自転車に乗るのはわずかの間死ぬことだ(クマおたく)」