BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 自転車

 朝早めに起きて、7時半に家を出て、自転車の練習へ。途中で友人と会い、二人で走る。総走行距離にして70kmくらい。やはり冬は寒いので、身体が暖まるまで時間がかかり、全力で走れるようになるまで、しばらく間が空く。思ったようにスピードを上げられないというのは案外フラストレーションになるのだな、と思う。
 帰宅してから風呂に入り、のんびり。久しぶりにまとまった時間で読書をする。隈研吾氏の「負ける建築」読了。なかなか面白かった。
 「切断、永続」「中心をうまく使う周辺的身振り」(彼がそういうターミノロジーを使っているわけではない。私なりの解釈でそういう単語を選んでいるだけだ。話ややこし?)、といった概念が意外と面白く、楽しく読めた。
 木造の永続、持続性とコンクリの一回性、といった素材から既定される建築のあり方という意味で、その両者にはない概念を「素材」の面から考えていきたいという考え方には大いに惹かれた。
 例えば、人をある種の階層に押し込めることによって意思統一を図り、生産性を上げていくという株式会社を考えたとき、そのフォーマットを最適化していくのではなく、「人と人とのネットワーク」という最小構成単位から考えていくのは悪くないと思った。最小構成単位という意味では、株式会社にとっては、株主すらも構造化されており、その構造化された「定石」的なフォーメーションを変えていくことはできるのではないかと夢想。 そうこう考えていたところ、妻帰宅。
 晩ご飯は両親がくれた霜降り和牛肉ですき焼きになった。お供に丸善フェアで購入したシャンパンを。シャンパンは旨かった。歳のせいか、肉の脂がきつくて、思ったほど食べられなかった。食べきれなかった残りは冷凍庫へ収納される運命になった。
 柔らかい牛肉というのもなかなか美味しいけど。
 量、食べられないのは肉の質のせいというよりは体力低下のせいか。