BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 品格

 今日、人間の「品格」をふと思った。
 「品格」といってもちょっと抽象的で分かり難いかもしれない。ここで私が言っている「品格」とはコミュニケーション上の機微のことである。相手とコミュニケーションする場合、いくつもの複雑なレイヤーから奏でられる情報を瞬時に判断し、それぞれのレイヤーのコンテキストを瞬時に理解し、そのコンテキストの上でプロトコルを結ぶこと大事、である。これをできることを「品格」と呼びたい。
 この「品格」なるもの、努力で身に付くような気がしていたのだが、どうだろう、それは努力で身に付くものではない、と今日悟ったような気がした。一生、品格がある人は努力しなくても品格があるし、どんなに努力しても、品格を得られない人は品性下劣(コンテキスト把握能力に欠ける)のまま、ということなんだろう。

 生まれながらに決まっているのだ。