BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 槇文彦氏自邸

 先日のエントリにAKさんがコメントを付けて下さったので、池田山で私が発見したハンサムなお家は槇邸であることははっきりしたこともこれあり、少しググってみたら、こんなものを発見。

http://www.tozai-as.or.jp/mytech/86/86_maki08.html

 下の方に、小さな白黒写真が出ているが、まさにこのお家である! これこれ。上記の頁によると、

ひとつは私の自宅なんですが、実験的にエマルジョン系のものを吹き付けたところと、何も吹き付けないところと二つつくりまして、その後の経過でどのぐらい汚れが違うか調べてみましたら、やはり全然違うんですね。

 なるほど、、、とはいえ、「エマルジョン」って何だ?となるわけである。何せ素人ですから。
 そこで、この「エマルジョン」なるものを、我が家の建築家女史にさっそく聞いたところ、水性塗料なんだとのこと。「内装で木目を残すときなど素材感を残すときに用いる」そうで、「槇さんのご自宅は木目が残る型枠を使ったコンクリートですし、それはきっときれいだろうと。」とのコメントが返ってきた。
 コンクリートをうつときに、木目とか布目をつける技法があるという話は聞いてはいたのだが、実際に目にしてみるまで実感が湧かなかったのだが、槇邸を拝見して、なるほどカッコいいなあと思った。
 コンクリという20世紀を代表するもので、木目や布目を表現するっていう、そのねじれた不自然さは、個人的な趣味にぴったり(苦笑) しかも、きれい、とくる。
 いやはや、一人で興奮している。