BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 親のエゴにつきあわせて、スマン

 昨年、娘が生まれて、家族が3人になった。今までは「家族」というよりも「夫婦」というかんじだったのだが、これからは「家族」として年輪を刻むべく、毎年一枚ずつ家族写真を撮ろうということにした。娘が大きくなったら、写真館とかでもいいと思うのだが、まだ娘が小さいこともこれあり、娘中心でとるなら、やはりスタジオ・アリスかと思い、ご近所のスタジオ・アリスに初めて行ってみることにした。当たり前なのだが、初体験である。車で5分のところ。近くて便利である。
 まいてまいて準備をして家を出たら、予約の時間15分前についてしまった。仕方ないので、店内を見て過ごす。店内には、赤ん坊、子供用の衣装が所狭しと並べられている。ふりふりのドレスもあれば、インディアンの格好とか、おまけに化粧回しとか苦笑 大人からしてみれば、ちょっと顔をしかめてしまいそうなべたな衣装がた〜くさん。
 とはいえ、我が家は、衣装については持ち込み。家族写真だから、あらたまった格好を撮りたいという妻の要望もあり、私は一張羅のスーツに一張羅のネクタイ。妻は着物。娘は最近買った花柄のワンピースに、おばあさんが買ってくれた赤い着物とピンクの着物(これって何て言うんだっけ? 忘れました汗)。
 で、オーダーは娘1人私服1枚、赤い着物で妻と私が入った写真1枚、それから娘1人ピンクの着物で1枚と計3枚をとることにした。
 やっと順番がきて、先ずはワンピースから。カメラの前、椅子に座ってみると。
 なんと。
 この子、緊張している。
 アリスのスタッフさんがあやしてもなかなか笑わない。親としては笑顔がいいといえばいいのだが、娘は笑うと大福みたいにくちゃくちゃになってしまうので、笑っていない顔もいいんだがなあと思ったのだが、スタッフさんは笑わせようと必死。でも結局ほとんど笑わず、あるところで緊張の頂点に至ってしまったのか、急に泣き出した。不憫。こっちに視線をくれて真っ赤な顔して泣かれると、本当に、「ああ、親のエゴのために申し訳ないなあ」と思ってしまった。タンバリンをあげたら、喜んでいじりだしたので、そこをすかさずパシャっと。まあまあかな。
 次は赤い着物に着替えて、妻と私と三人で。これについては両親が両脇についていたから、割と安心していたようで、つつがなくすむが、なんとも暖かい日だったので、店内の温度も高く、加えて着物を着ていることから、やたらと暑かったようで、ぶーぶーとむずがりだしてしまった。
 最後はピンクの着物での撮影。妻は、「暑そうだし、愚図りかけているから、ピンク色の着物はスキップしようか」と言ったのだが、直ぐに終わらせる前提で無理やり撮って貰う。案の定、笑わず、愚図り、けっこう大変だったが、適当に何ショットか撮って貰い、終了。
 この後、どの写真にするかをパソコンの画面上で選ぶのだが、娘の授乳タイミングが迫ってきているのもこれあり、超駆け足でぱっぱか選ぶ。あっという間にチョイス完了。娘一人の写真は、実家の分も焼き増した。撮った写真をその場で見て選べるのは大きなメリットかもしれないが、やっぱり子供の写真は難しいのだな、と実感。
 何だか疲れた。
 とはいえ、わが娘よ、親のエゴにつき合わせてしまい、大変申し訳なかった。と、反省する父親なのであった。
 関係ないけど、娘は疲れたらしく、夜は熟睡。なので、夫婦そろって、買い置きしてあったデュベルを一杯飲んで、お互いの健闘を称えあう。久しぶりに長時間抱っこしたので(アリスでは意外と待ち時間が長かったので)、腰が痛い。
 ↓こちらがデュベル。切れ味爽快。やっぱり美味しい。ベルギービールの中では一番のお気に入りかもしれない。