- 作者: ブルガリアン・ヴォイス・ミー
- 出版社/メーカー: ブルース・インターアクションズ
- 発売日: 1997/04/10
- メディア: CD
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すごい昔、友人に進められて買ったものなのだが、今の今まですっかり忘れていた。急にブルガリアン・ヴォイスを聴きたくなったので、パソコンのライブラリを検索していたところ、こいつを発見。
これ、確かにすごくいい。
ブルガリアン・ヴォイスだけでなく、ホーミーまで聴け、両者の奇跡的なコラボが成立している。楽器も入るには入るが、ほとんどが人の声。人の声がこんなに豊かなものだったのか、ということを否が応でも認識させてくれる。
ある瞬間はアンビエントにも聞こえるし、寄せては返す波のように、ひたひたと心のふちのようなところに迫ってくる声。その圧倒的な存在感。
……といったような、どうでもいいような垂れ流し的感想文ならば、いつまででもできる。この圧倒的な音を前にして、私の拙い言葉は意味をなさない気さえする。この中に入っている「Wave」という曲、かなり好きかも。声と声の間にある襞みたいなもの、とでも言えばいいのだろうか。その空気感みたいなもの、静謐でもあり、ノイジーでもあり、そして何より経験な響き。
何でこんなものが、埋もれていたのだろう。もともと買ったものなのに、何だか得したような、変な気分。