BearLog PART2

暇な中年の独り言です

自分のミュージック・ライブラリ、発掘してみるものだ

 すごい昔、友人に進められて買ったものなのだが、今の今まですっかり忘れていた。急にブルガリアン・ヴォイスを聴きたくなったので、パソコンのライブラリを検索していたところ、こいつを発見。
 これ、確かにすごくいい。
 ブルガリアン・ヴォイスだけでなく、ホーミーまで聴け、両者の奇跡的なコラボが成立している。楽器も入るには入るが、ほとんどが人の声。人の声がこんなに豊かなものだったのか、ということを否が応でも認識させてくれる。
 ある瞬間はアンビエントにも聞こえるし、寄せては返す波のように、ひたひたと心のふちのようなところに迫ってくる声。その圧倒的な存在感。
 ……といったような、どうでもいいような垂れ流し的感想文ならば、いつまででもできる。この圧倒的な音を前にして、私の拙い言葉は意味をなさない気さえする。この中に入っている「Wave」という曲、かなり好きかも。声と声の間にある襞みたいなもの、とでも言えばいいのだろうか。その空気感みたいなもの、静謐でもあり、ノイジーでもあり、そして何より経験な響き。
 何でこんなものが、埋もれていたのだろう。もともと買ったものなのに、何だか得したような、変な気分。