BearLog PART2

暇な中年の独り言です

4月14日 春季大会総括

 ここ数年春季大会では舞囃子をしていないので、あくまでも御神能へのリハーサルというかんじで参加させて頂いているという事実はあるものの、社中の方々が舞囃子を出されるのでそれを見るのがなかなかの楽しみ。後で聞いた話なのだが、会社の方々も何人かが見に来てくださったということで、この場を借りて熱く御礼申し上げます。これがきっかけに少しでも能楽に関心を持っていただければ望外の喜びです。何卒よろしくお願い致します。

 舞囃子はどの方もすごくきっちり仕上げられていて本当に見ごたえがあった。そして最後には会社の同僚かつ姉弟子が「葵の上」を勤めたのだが、これはなかなか凄かった。見応えありありで、彼女の努力が忍ばれる。いやあ素晴らしい。

 自分は「花月」クセ、素謡、「網ノ段」連調と3つ。15時には終わってしまう。「花月」クセは「さあっと捨ててさ候はば」のところの足拍子が微妙にずれたのだが、これは自分があまりにも持ち謡になれてしまっていたからかもしれない。「さあっ」のところが持ち謡だと「さあああっと」くらいに伸びるからそれが身体に染み付いていたということか。いや待てよ、「捨てて」のところをきちんと聞いていなかったということに尽きるのだな、きっと。要するに言葉をきちんと聞け、という御託宣を得たということだ。落ち着いて詞章を聞くということ。本番前に向けてよい指摘となる。

 打ち上げは目黒の香港園に移動。美味しいのはいいのだが、どうもインフレの影響か、昔よりもアレなかんじになっている。

 二次会は近くの鳥貴族。打ち上げであると同時に自分にとっては御神能へのキックオフというかんじだ。

 精進精進。