BearLog PART2

暇な中年の独り言です

能楽

オンラインとオフライン(稽古、そして仕事も)雑感

ヴァイオリンのレッスンと能楽の謡の稽古がオンラインに移行している。ヴァイオリンのレッスンはZOOMを使い、謡の方はFacebookのMessengerを使って、オンラインでつけて頂いている。 色々な考え方はあると思うのだが、自分にとっては非常にためになっている…

肉体という呪縛から逃れ出るために

どこかで言ったことかもしれないけれども、小学校1年から5年までずっと小児喘息の治療をしていた。おかげさまで今は完治しているのだが、治療の間はずっと月曜日午後に学校を早退して病院へ行き、アレルゲン(ハウスダストだった)に慣れるための皮下注射を…

「謡」が少しだけマシに?

恒例であるが、1月19日は明生会の初会があった。皆々様には本当に深く御礼申し上げます。 何を言っているかと言えば能楽の発表会のことである。 この1月の会は4月の発表会の事前演習的な側面がある。私も4月は「経政」で舞囃子を出させて頂く予定なので、仕…

新OSのインストール中につき……

1月19日にはまた能楽の発表会がある。 今度は「経政」という曲のキリを勤めさせて頂くことになっている。この「経政」は平家の貴公子、特に琵琶の腕が優れていた人で、一の谷の合戦で討ち死にしたけど、自らのお弔いの有り難さに幽霊となって現れる、という…

秋の明生会を振り返る

毎回恒例なのだが、9月8日に行なわれた「秋の明生会」を振り返ってみたい。 今回はいつもよりも出番が多く、仕舞(小督)、素謡(嵐山)、連調(湯谷クセ)、連吟(芦刈)、と盛り沢山の内容。それぞれに課題が残ったが、それは次回以降に少しでも修正、改善…

春季大会が終わり……

4月14日に明生会春季大会が終わった。 以前にも書いたことだが、ここ数ヶ月は春季大会で勤める「草紙洗小町」の舞囃子を集中的に稽古していたわけで、その投下した努力に対して果たして結果はどうだったか?ということなのだが、最初に結論を述べておくのは…

いざ中の舞

昨年の10月くらいから、「草紙洗小町」の舞囃子の稽古を粟谷明生先生につけて頂いている。今年1月の発表会で「草紙洗小町」の仕舞を舞わせて頂き、今までの発表会の中では、自分で言うのも何だが、かなりマトモにできた気がしている。 終わった後の達成感と…

重心

今日から入門教室は「安宅」の稽古が始まった。陽先生から、「もうちょっと重心前に」というご注意を頂戴した。確かに重心が少し後ろにかかっているのが、自分でも分かった。 以前にも同じ注意を明生先生から受けたことがある。重心をまえにかけていくことは…

能楽とバレエについて

通常の舞台芸術の舞台装置では、ミクロコスモスをできるだけ正確に舞台上に再現することに力点が置かれていることが多い。物語が進行する環境等が、抽象か具象化はともかく観客が何らかの形で認識できるような形で明示されており、そこではマクロコスモスと…

能楽事始 その二

謡本を見ながら、立って腹から声を出す。先生がおっしゃるには、「やや高めの方がよい」とのこと。とくに「かますときには高い音で謡った方がよい」とのことであった。この「かます」という語感がすごく素敵に響く。 さて、次は「舞」の方である。 「日本舞…

能楽事始 その一

今年になって能楽を始めてみた。 以前から、「ヴァイオリンのためのナンバ体操」のワークショップを受講していたことから、日本の古式ゆかしい身体の使い方に関心をもっていたことから、何かそういった日本的な身体の使い方を学んでみたいと思っていたわけで…