BearLog PART2

暇な中年の独り言です

野獣?

考えてみれば、動物の身体の動きというのはすばらしく美しい。猫が高いところから飛び降りる姿は、その無駄のない機敏さゆえに美しい。クマが鮭を川で捕る姿も適当に間抜けでそれでいて無駄なく確実で美しい。
しかし、人間はどうなんだろう?
人間の動きはあまり美しくない。
ただ、人間が美しく光る瞬間がひとつだけある。
それは「暴力性」をその身体が具現化するときである。この瞬間、人は野獣に戻り、野獣の神々しいまでに美しい身体の動きを見事に取り戻す。
一瞬の野獣性、暴力性。その不連続な動きを示す瞬間だけが、人間の美しさだ。
自分としては、その圧倒的な野獣性、暴力性を身につけたいと思っていたりする。それって、向こう見ずなけんかだったり、キレて逆上するところだったり。
そう。暴力性なのだ。
自分にそれがあるか?
あると信じたい。