またもや夕方ミーティングで頭を下げてくる。
誰のせいというわけではないが、こういう話は人生のうちでもう二度と経験することはないだろう。すべてカタがついたところで、どこかでこのアホさ加減を開陳してみたいものだ。何がよくて何が悪いのか、それは時間が判断してくれるだろう。
もはや会社に戻るというのも何なので、そのまままっすぐ渋谷に出て、少佐と一緒に居酒屋VINで一杯。VINでは、仔羊ローストなどをアテにして、バキュラスとかを飲んだのだが、最後にイタリア産の赤のデザートワインを飲んだのだ。んで、これが面白い。最初はグラッパと赤ワインを合わせたような風味だったのだが、時間が経つにつれて、甘味が増し、完全なデザートワインに変貌した。この変化が面白い。
変化と言えば。
昔、韓国に出張したとき、アテンドしてくれたビジネスマンから聞いた言葉。「Change, or die」という言葉をふと思い出す。自己変革を怠った者には死があるのみ。いつまでの自分の出自にこだわっているようでは、器はいつまでたっても大きくはならない。
こだわりは捨てなければならない。
少なくとも、私の人生において、こだわらなければならないほど重要なものなど何一つない。