BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 久しぶりに出社

 ということで昨晩の余韻も覚めやらぬままに出社。
 例によってたまっていた決裁書類(電子化されてはいるが)だのメールだのを処理し終えるのに半日かかる(苦笑) 仕方ないか、管理職の仕事というのはそういうものだからなあ……。
 夜は定例の会議。今後の方針について色々と議論白熱(ってほどでもないか)。結論は個人的には予想の範囲内、というか個人的には望ましい方向だったので、良かった。それはともかく、久しぶりに会社に来るとどうにもペースがつかなくて苦労する。いかんいかん。
 帰宅後、レコーダーに録画していた「英語でしゃべらないと」を見る。何でこんな番組撮っているかというと、菊池成孔氏が出演していたためである。聞いている限り、菊池氏の英語はそんなにうまくはないが、面白かった発言がひとつ。

「Native Speakerって言葉はそれ自体で矛盾している。そもそもNativeになれるわけないんだから」

 なるほど。
 それは一理ある。音楽でもそうだ。アフリカ系アメリカ人みたいに弾こうとしてもやはり日本人にはそうは弾けない。弾けないからこそ、そこに民族としての味だの香りだのがついて、別の魅力を醸し出すわけで、そこにそこはかとない批評性が生まれてくるのだから、天才バカボンのパパのように「これでいいのだ」と言い切ってしまうことがどれだけ重要かということなんである。
 その後、amazonで購入したヤン・シュバンクマイエルのDVDや書籍が届いていたので、ぱらぱらと見る。DVDは短編「フード」を鑑賞。あまりに面白すぎて、何で今まで気付かずに生きてきたのかを攻めたくなる(苦笑)