BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 単語をビジネスに

 言葉を紡いでビジネスにするという意味では、著述を生業にしている方々はみなそうなのだ。
 大きいところでは全何十巻という大作をものにする大作家から、世界最小の定型詩と言われる俳句をものする俳人の方。またはクライアントのイメージ通りの言葉を紡ぐコピーライターまで。なるほど、「文章」については「市場」ができている。
 しかし、ふと思った。
 「言葉」というか「単語」をビジネスにしている人々ってなかなかいないなあと思ったら、実はいた。
 Googleちゃんである。Googleは「単語」に値段を付け、それを流通させている希有の会社である。あ、Overtureもそうか(苦笑)
 しかし、考えてみれば、「戒名」を授けるお坊さんも「単語」に値段を付け、それを檀家さんに授けてお金を稼いで?いる。
 なるほど。
 単語についても値段がついて、市場化されていくのが世の流れだ……と思っていたら、単語には、ビジネスモデルこそ違えど、昔から値段が付いていたなあ、とふと気付く。勿論、今ほど一般化されたものではないのだが。検索時に使う単語と戒名は質的に違うとはいえ、「文章」ではなく、「単語」に値が付いているという事例としては面白いと思うのだ。
 ま、私の知見が及ばないだけで他にもあるのかもしれない。