BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 ツールド八ヶ岳本番

 6時にメカ澤氏の携帯のアラームから鳴り響く「ロッキーのテーマ」で起床した。ロッキーのテーマですから、私たちの世代においては、一応アドレナリンが出てくるわけで、それはパブロフの犬のように単純な精神構造に由来するものかもしれない。
 ご飯を食べ、車の中に入れっぱなしになっていた自転車を引っ張り出し、ホイールを付け、計測用のチップをフォークに付ける。そのときにアホなことをした。何と、フォークに据え付けるプラスチックのとめ具でホイールのスポークも巻き付けてしまったのだ苦笑 これじゃ、走り始めたら、即ジャックナイフだ。気付いて、はさみで止め具を切り取り、もう一度とめ直した。
 宿を出て、スタート地点に行く。アップということで周囲を少しばかり走る。そんなに体調は悪くない。ひとしきり走った後は、だらだらとスタート地点付近で時間を潰す。ストレッチなんかをやってみたり、する。
 日が出ており、暖かそうで、格好をどうするかには正直悩んだ。暑くなるのは避けたいけど、でも寒いのはもっと嫌だ。結局、昨日購入したassosの長袖ジャージを着用し、レースパンツは長いやつにした。結果的にウェアの選択はずばあたりで、ちょうど良かった。
 さて、スタートである。
 昨日、スキー場(昨日の受付場所)まではキツいと聞いていたのだが、本当にキツかった。時速にして10kmを切る瞬間もあった。とはいえ、頑張って回して何とか乗り切ると、途中、少しは坂の傾斜が弱まり、回せるようになってきた。この冬、頑張って練習したこともこれあり、意外と粘れるようなかんじだった。
 手元の時計で1時間50分。まあまあのタイムか。何と言ってもこの傾斜で、かつ、25kmという距離で、1時間50分なのだから、いいレースだったような気がする。

 来るときには、佐久から来たのだが、帰り道は須玉から中央高速で帰ることにした。途中、八ヶ岳がくっきりと見えて、その偉容はなかなか美しく、中央高速経由で帰って大正解だった。
 途中、「日本一おいしい蕎麦」を目指している蕎麦屋で蕎麦を手繰る。典型的な田舎蕎麦で、好みの味だった。軽井沢の「かぎもとや」の全盛期に近い気がした。
 中央高速にのると、今度は前方にきれいな富士が見えた。富士もなかなかキレイだった。

 総じて考えれば、なかなか楽しめた。今年一発目のレースがよい結果になって、ちょっとうれしい。