BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 ツール・ド・美ヶ原

 かれこれ、これが四回目の参加になるのだろうか。私が初めて出たロードバイクのレースが、こいつだった。
 美ヶ原には魔物が住んでいる。と言っているのは誰あろう、私なんだが笑 本当にここの激坂には毎回毎回痛い目にあっている。今回もそうだ。
 昨日も書いた通り、調子はいい。仕事の中身が若干変わったことでストレスが減ったこと、冬以来のそこそこの練習量等々があり、富士や麦草峠などでは思った通りの結果が残せたので、ちょっと調子にのっていたってのもあったのかと思う。
 そう。痛い目にあった。だから美ヶ原には魔物が住むのだ笑

 それはそうと。
 まずは天気。
 曇り。おまけに寒い。多分18度もないだろうなあ。
 午後からは雨、だと言う。下山と雨が重ならないといいなあと思う。昨年の富士ヒルクライムで痛い目にあったからだ。
 朝は5時半に起きて、普通に朝食をとってから、近くの太めの通りを往復して、アップ。アップ後、寒いのでいったん部屋に戻ってストレッチなどをする。スタート時間近くになってから出陣。
 確かに調子は悪くなかったのである。しかしながら、激坂はここ最近何とか越えていたのだが、今年は二度ほど足をつき、自転車を押した。もっと走れるはずなのに……と思ったものの、どうにも脚が回らなくなってしまった。
 もうそれ以降は地獄、である。肌寒い天気はレースが開始されてしまってからはあまり気にならなかったのだが、しかし、脚が回らない。今年はだめだなあと早くも諦めモードだ。しかしキツい。去年なんかよりも全然キツい。何でだろう? 不思議なことに心肺機能は辛いってことはないのであるが、脚が乳酸の痛みで回らなくなってきたのだ。
 勝手な素人判断なので間違っているかもしれないが、後でじっくり考えてみて出した仮説は、こうだ。
 今年の冬は、軽いギアでケイデンスを上げる練習をずっとしてきた。なるしまフレンド会長のBlogを読み、「重いギアを回すのは筋力、軽いギアを回すのは技術」という一言に刺激を受け、軽いギアを回す練習をわりと真面目にやってみたので、その甲斐あって心肺機能はそこそこついた。しかし、重いギアを踏み込む筋肉が昨年よりもついていないのではないか?ということ。合っているのかどうかは分からないのであるが、その仮説に基づいて今年は再度練習メニューを組み立て直してみたいと思う。
 三分のにくらいきたところだろうか。「ショーツの具合どう?」との声。横を見ると、例のassosのお兄さんが後からやって迫ってきていた。「調子いいよ!」と答えると、「次はジャージ買ってね」と言う。「安くなるの?」と聞くと、「安くはならん」といってそのまま私のことをゆっくりと置き去りにした笑 あいかわらず面白いニイチャンだ笑
 assosのニイチャンと出会ったあたりで雨が降り出した。止みそうな気配ではない。嫌な感じだった……。本当に美ヶ原には魔物が住んでいる。
 ってなかんじで、ゴールしたら、手元の時計では1時間57分くらいか。多分昨年並みくらい。やっと2時間を切れるくらいか。あ〜あ、もっと走れた筈なのにってかんじである。ゴール地点で恒例のトマトを食べ、友人と激坂の酷さについて語り合い、雨の中下山。途中二件ほど落車を見てしまう。それ見たら、スピード出す気が失せ、とろとろと下山。寒い寒い。指先のついたグラブを持っていって良かった。
 その後、宿で風呂入って、大信州へ寄り「45号」という酒と「霞」という酒を買う。「霞」は微発砲酒、「45号」の「45」ってのは樽の番号だそうだ。普通はブレンドするのだが、美味しい樽はそのまんま出すのだそうだ。色々あるのだなあ……。またぞろ榑木野で蕎麦を食すが、今度の本店ではなく、国道沿いのお店。こっちは一階が信州物産のセレクトショップのようになっており、小布施堂なども売っていた。さっそくお土産にgetする。その他にも美味しそうなシュークリームやスイスロールがあったので、そいつらを買って帰る。後で食べたらどれも美味しかった。
 ってなことで、3時過ぎに松本を出て、家に着いたのが8時くらい。途中大渋滞に巻き込まれてひーひー言ったが、何はともあれ無事に帰ってきた。

 美ヶ原には魔物が住んでいるのだ笑