社内で社員向けに試写が行われたので、いそいそと参加する。映画会社なので当然といえば当然だが、社内に試写室があって、そこで封切り前の作品の試写をやるわけわけである。映画会社に勤めていて良かったなあと思える自分のアホさ加減をどう評価していいやら……。
どの作品を観たのかここで言うのは憚られるが、面白かった。
そもそも、映画は、ほとんど建築と同じであって、その「製造」には多くの人が携わっている(当たり前の話だが)。そういう意味では、当たり前の話なんだが、ある意味巨大なビジネスだ。その分、雇用も生んでいるし、大作になれば、乗数効果は低いかもしれないが、明確にGDPにも寄与していると思う(笑)
有効需要を作るというケインズ的政策を行うのであれば、護岸工事やるよりも映画に投資した方がいいんじゃないかなあなどとクダラナイことを本気で考える今日この頃。多分文化的な意味もあるし。昔読んだ平田オリザの「芸術立国論」をふと思い出す(勿論、平田オリザが言っていることはまったく違うことですよ)。
- 作者: 平田オリザ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2001/10/17
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