夕方、前職時代に非常にお世話になった方(某社の監査役)の方と久しぶりにお会いしてご挨拶をした。もともと全食事代に色々と走らせて頂けたのも、この方のご支援があったからであり、今でも足を向けて寝れないと私は思っている。
そもそもは夕食をご一緒させて下さいというお願いをしていたのだが、風邪で体調が悪いとのことで、東京ドームホテルのラウンジでちびちびビールを飲みながらのお話となった。
前職を辞めるとき、ここで何度も書いているが、自分では考えに考えてこのタイミングかなあと思って結論を出したことなのだが、色々な方に結果的にご迷惑をおかけしたのも事実。この大先輩とて例外ではなく、今日も今日とて、そのことは随分と言われた。
まあ甘んじて受けるしかない。
「あなたは酷いことをするけど、不思議と憎まれない愛嬌があるよねぇ」
と言われたのは喜んでいいのか悪いのか……。
「とにかく、配偶者とお子さんを大事にして下さい。何よりも一番それが大事ですから。しかも子供よりも配偶者ですよ」
というお言葉はありがたく頂戴したいと思う。
最近、本当にそう思う。
この歳になって、まだ両親が健在で、妻がいて、今度子供が生まれてきて、ちょいと離れたところには弟がいて……と考えると、血を分けた人々が元気で普通に暮らしていけるという幸せは何者にも代え難いと思う今日この頃。自分の精神発達を振り返ってみると、返す返すも「遠くへきたもんだ」と思わざるを得ない。
現実の生活感は地べたを這い、英知は天高く雄飛せん、と行きたいものだ(何だかケインズはそんなようなことを言っていたか。ケインズではなくマーシャルだったか?)。
それはそうと、大先輩にはこの場を借りて心から御礼申し上げます。引き続き、ご指導ご鞭撻方よろしくお願い致します。