BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 神戸・大阪・奈良旅行(3)

 最終日。
 今日も奈良へ行こうということになった。のんびり朝風呂につかって(寝所を潰すようなことにならなきゃいいが。たまにならいいか)、ゆっくりと朝食をとった。昨日はソーセージとか色々肉肉しいかんじだったのだが、今朝はうってかわって、野菜とヨーグルト、そしてデニッシュなぞをぱくつく。デニッシュがやたらと美味しい。いやはや、毎日こんな朝食をとっていたら、間違いなく「太る」ことになるだろう笑
 チェックアウトをすませて、近鉄にて再度奈良へ。今度は近鉄奈良まで出て、東大寺を巡るかまえ。東大寺はえらくベタではあるが、大仏様を拝むのももう何十年ぶり?くらいになるのだから、いいだろうということになったのだ。駅を降りて強い陽射しの中を歩く。昨日は平日だったが、今日は祝日。人の出方も普通に観光地だった。当たり前か。お約束の鹿だが、どうやら冬毛が抜け替わっていないらしく、何となく薄汚いかんじがしたのは私だけだろうか。
 まずは大仏様のところへ。大仏様は特定財源とかねじれ国会などと関係なく、涼しいお顔をして、ゆったりと座っていた。こうやって、もう千年以上ここに座っているわけだから、それはどうして、なかなか大したものだと思う。ま、これも当たり前か。
 大仏殿の後は、お水取で有名な二月堂へ。二月堂から眺める奈良の町並みは涼やかで気持ちよい。時折吹き抜ける風も東風良い。
 そうそう。大仏殿で恒例のおみくじを引いたら凶だった。私のおみくじ連勝記録も潔くここで終わった……。で、あまりに悔しいので、二月堂でもおみくじを引いたら、何と!続けざまに凶だった……。どちらも女難の相ありと出ており、こればっかりは気を付ければ防げるものなので、しっかり気を付けていきたいとぞ思ふ(笑)
 二月堂の次は戒壇堂でも行くかと思ったのだが、ちょっと歩くので、お近くにある三月堂へ行くことにした。この三月堂は、別名法華堂とも呼ばれ、不空絹索観音(「絹」の時の冠には「四」がつくのだが、変換で出なかった)がご本尊である。この観音様、藤原氏が守護観音(という言い方はあるのか?)にしていたため、他の貴族が気を遣ったため、日本ではほんの数体しかないのだそうだ。だから御利益があるとかないとか。手を合わせていらっしゃるが、その間に水晶が挟まれている。これもまた珍しい形なんだそうだ。と、有り難い観音様を拝んだわけである。たまたまお寺の方が解説して下さったので、お堂の中の詳細をよく理解することができた。歌舞伎といい、こういった神社仏閣といい、よく分かった方に解説して頂くのが一番である。
 と、ここまで見て、新幹線の時間があるので、近鉄奈良駅へ向かう。大阪に着いてから、ホテルに預けてある荷物をピックアップし、そのまま新大阪へ。
 短い期間だったが、非常にのんびり楽しめた。これで浮き世の垢が落ちればいいのだが(笑) 身重の妻も喜んでくれたようなので、何より!である。
 次に夫婦二人で旅行に行けるのは何時の日か……。