BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 プリンス君、ついに婿養子へ

 ここ最近、ローラー台につながれっぱなしの先代ピナレロ プリンス君であるが、ついに婿養子へ行くことになった。
 新居を設計して下さっている建築家女史が、「ロードバイク買おうと思っているんですけど」という一言がきっかけ。いつもいつも無理ばかり言っているので、どうやってご恩返しをするかって悩んでいたところだったので、渡りに船で、「じゃあうちのプリンスのサイズが合えば上げますけど」とさりげなく言ってみた。
 確かに。
 ロードバイク2台生活というのは、ある意味理想なのだが、私の場合、E-powerにしても、先代プリンス君にしても、キャラがけっこうかぶっている。一台がE-powerで、もう一台がスコットのような軽量マシンだったりすれば、一台は平地、一台は坂と使い分けられるが、あまりにもキャラがかぶっているのは気になっていたし、ローラーにつなぎっぱというのも、そもそもサラブレッドのプリンス君からしてみれば、もったいない話。売ろうかどうしようかと、毎日実は逡巡していたのだが。
 ということで、建築家女史にじっさいにプリンスにまたがって貰ったところ、ちょっと大きいかなあと思っていたのだが、それは杞憂に終わった。私とは10cmくらいの身長差が多分あるのだが、手足がすらりと長い方なので、サドル高を下げたら(シートポストはあまり出ないので、見方によってはかっこ悪いが、でも大丈夫そうなのだ)、ハンドルの距離、ペダルの距離等々、意外といけてしまいそうな気配。いつもお世話になっている方なので、気持ちよくお譲りすることにした。
 プリンス君。君には本当にお世話になった。初めて君に乗ったときは、「すごい!」と思った。今でも君のことは大好きだけど、メンテのコストを考えると、うちには二台はちょいきつい。だから、養子に行った先でも元気にしておくれ。きっと丁寧に、とはいえハードに乗って下さる筈だから。君には心からお礼を言うよ。ありがとう!
 見ず知らずの方にお売りするよりも、よく知った方に貰って頂く。これは一番幸せな譲渡の在り方のような気がする。
 とはいえ。。。「ふふふ。これでもう一台、買う口実が出来た!」と思っている悪魔のような自転車おたくが、私の中にいるということも、紛れもない事実なんだが……。
 我ながら、懲りないやつ。

 この手前の青いやつがプリンス君である。この画像は筑波耐久に出たときのもの。