BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 施工業者選び

 今日は半日かけて、新居の見積をお願いしている建設会社2社に往訪してお話を伺い、かつ建築中の現場や実際に建築した物件などをざざっと見て回るということを行った。
 選んだ会社は2社。H社とS社である。どちらも規模はそんなに大きくはないが、下記のような共通の特徴を持っている。

  1. デベロッパーや建売分譲の仕事は原則やらない
  2. 営業にコストをかけず、紹介案件とリピーターで何とか仕事が埋まる
  3. 建築家の物件がほとんど
  4. 手形を切らない
  5. 「建築」に特化しており、設計部門なども持っていない

 2社とも、抱えている物件のリストをちょろっと見せて頂いたのだが、高名な建築家の名前がぞろぞろ出てくるし、そういう方々もリピーターになっているというから、両社とも腕は確かなのだろうと思う(素人の私にはなかなか分からないところではあるが)。
 お話をさせて頂いて、非常に勉強になった。家を建てるというのも当然色々なプロセスがあるのだが、両社とも設計部門を持たずに、「建てる」というところにリソースを集中しているのは、教科書的に正しい戦略というものの、両社の社長さんが「私も現場やってましたから」みたいなかんじで、「現場大好き感」を醸し出していると素人的には逆に安心できたりする(まあそれもセールストークなのかもしれないが)。
 そういった現場感をあまり持たずにきてしまった私からすれば、「○○先生と大げんかしましたよ」みたいな発言はかなり羨ましいものだったりもするし、双方の技術と意地とクリエイティビティがぶつかり合う現場というのは、楽しそうだなあと無責任にも思ったりする。
 ということで、必要な情報は揃いつつあるので、施工業者さんを我々が決定しなければならないフェーズが近付いてきたわけである。
 はてさて。
 それはそれで。
 物件を見せて頂いたときに話にあがったのだが、神宮前とか表参道とか、ああいったあたりの裏でぽっかり土地が空いているところがあって、そこは「計画が中断しているところ」なのだそうだ。建ったばっかりなのに「テナント募集中」みたいなビルもあったりして、ううむ、景気はまだまだよくならないなあと思ったりした。
 建築単価は下がっているからいいんだけれど……痛し痒しだ。