BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 仙台日帰り出張

 早めに起きて東京駅へ。今日は日帰り出張で仙台へ。きっと寒いだろうと思い、久しぶりにロングコートをひっぱりだしてくる。膝下までの丈があるから、これを着込めば何とかなるかと。
 仙台までは「はやて」に乗る。思ったよりも近かった。
 午前中、駅の近くのビルでミーティング。
 そのときに聞いた商業用不動産の話。
 東京系のデベロッパーの物件がここ最近いくつか完成したらしいのだが、何と入居率が20〜30%程度なのだそうだ。酷いビルになると、ゼロ、というところもあるようだ。ゼロのビルなどは募集活動にかけるお金ももったいないということで、募集活動自体を中止してしまったらしい。。。凄い状況だ。日本経済「二番底」シナリオは確実に現実のものとなりつつあることを実感。特に地方は酷いなあ……。
 ミーティング終了後、iPhoneの「食べログ」で調べて、近くにあった牛タン屋「利休」に入る。焼きタンに、テールスープに、タンシチューなどがちょっとずつ盛られたセットを食べたのだが、なかなか美味しかった。地方出張の楽しみは食べ物だなあと実感。
 昼食後、タクシーにて次のミーティング場所へと移動。タクシーに乗ること約20分くらい。ちょいとはずれたところにある会社を訪問。
 途中、タクシーがすごかった。目的地がちょっと分かり難い場所にあったらしく、何度も何度も無線で場所を確認している。司令室の方からは「どこどこを曲がって二つ目の信号を左、さらに直進して、ファミリーマートがある角を左、そして信号を一つ越えて……」などとだらだらしゃべっている。しゃべっているうちに現在位置がどんどんずれるから、何度も何度も聞き返す。しかも、無線を録音できるようになっていて、司令室の道案内を録音して、何度も何度も運転手が聞き返すのだ。
 このやりとりが面白くて爆笑しそうになった。カーナビつけた方が安いぜw しかもこの運転手さん、相当に面白い。
 突然「いいですか? 奥さんにお土産持っていって下さい」などと言い始めた。いやだなあ、へんなお土産屋にでも連れて行かれるのかなあ、時間ないのになあなどと思っていたら、「今から皆さんに美味しい枝豆の茹で方を教えてあげます。帰ったら奥さんに教えてあげて下さい」ときた。
 ゴシック太字40ポイントくらいのクエスチョンマークが頭の中に浮かんでしまった。まあ話を聞いてみる。
「これはずんだ餅を100年間作り続けている会社の社長直伝です。山形県の鶴岡にだだ茶豆という美味しい枝豆があるのですが、私の言うとおり茹でればどんな枝豆でも、このだだ茶豆みたいに美味しく茹だります」
「四つ注意することがあります。皆さんは四人いらっしゃいますから、一人ひとつ覚えて頂ければちょうどですね」
(? 何だかわからん)
「最初に水の量に対して4%の塩を入れます。この『4』という数字を覚えておいて下さい」
「次に、枝豆を入れて塩と一緒にもみます」
「それからお水を入れ、お茶のTバックをひとつ入れて煮立てます」
「煮立ってから3分間茹でて下さい。この『3』という数字も覚えておいて下さい。ですから、『4』と『3』だけ覚えておいて下さい」
(???)
 そうこうするうちに目的地に着く。ミーティングは比較的しゃんしゃん。
 つつがなく東京に帰った。東京では打合せを兼ねて軽い夕食。
 しかし、タクシーの運転手さんには色々なタイプの方々がいるなあと実感。全国区レベルでは、かなりすごいのだなあ。