BearLog PART2

暇な中年の独り言です

「ジャンプ」と「お姫様」でモチベーションを上げる

 30日の日曜日に、われらが教室主催の遠藤記代子先生による「バイオリン骨体操」を受講してきた。
 今回のテーマは「構え」で、その中のいくつかについては、娘にも直ぐに伝授できそうだと思い、今朝からさっそく伝授することにした。
 一つ目は「足」。
 先生から教わったやり方は、軽くジャンプして、自然に着地する。この足幅が一番心地よい、とのこと。足が開きすぎていると、衝撃が腰に行き、閉じすぎていると衝撃が頭に行く。よって、自分の身体が自分に一番心地よい足幅を知っているということで、軽くジャンプをするわけなのだ。この程度のことなら、5歳児の我が娘でも大丈夫だろう。
 2つ目は、首を緩めて構える方法で、バイオリンと演奏者の重心を合わせるというもの。講習会ではロールプレイっぽく、王様から王子さまへ、大事なバイオリンを上げるという設定で、バイオリンを大事に受け取り、バイオリンと重心と自分の丹田を確認、そして構えてから、首を左右に軽く動かし、一番ラクに動く所で構えるというかんじで教わった。これも5歳児でも何とか大丈夫だろう。
 しかも、講習会では、小学生をモデルにして、先生が実地でやってくださったので、そっくりそのまま娘に適応できる!というわけである。
 本当はこれ以外に、弓の持ち方(これ、目からうろこだった!)とボウイング等々あったのだが、それについては言葉で説明する必要がどうしてもあり、まだ5歳児には難しいのではと思ったので、もうちょっと経ってから教えようと思っていたりする。
 しかしまあ、自分でも完璧に会得していないのに、娘に教えるのもどうかと思うけれども、まあ娘だからいいでしょうw
 そして、先の「ジャンプ」と「首」については、娘に分かりやすいようにキャッチーに「ジャンプ構え」と「おへそ合わせ(重心をおへそと勝手に翻訳した)」と勝手に名前をつけてみた。
 朝、練習の前に、「今日は『ジャンプ構え』と『おへそ合わせ』を教えてあげるよ。お父さん、遠藤先生から教わってきたから」と言って、娘の興味を引く。娘は案の定、「え?何何?」と色めき立つ。ぐふふ、計画通り、なんである。
「おかあさ〜ん、お父さんがバイオリンの『ジャンプ構え』と『おへそ合わせ』をおしえてくれるって〜」
 と、大きな声で叫んでいる。
 と、実際に、ジャンプを軽くさせてみて、その後で、「姫にバイオリンを献上いたします」と言いながら深くお辞儀をして、バイオリンを手渡し、大事に受け取らせてから軽くお辞儀をさせ、バイオリンの重心と丹田を確認させ(ここはきちんとできていないとは思うが)、それから構えて首を左右に軽く動かし、おさまりのよい点を探させる。構えが決まってから、いざ練習!
 と、やってみたわけだが、いつもよりもずっと集中しているし、この「ジャンプ」と「姫様プレイ」が気に入ったらしく、ここを何度もやりたがり、その後しっかりバイオリンの練習をしてくれた。
 ちょっとしたことで、子供のモチベーションは上がるのだなあと実感。父親としては、してやったりで、遠藤先生ありがとうございました、と深く感謝したいわけなんである。