Beige東京

　シャネルビルの脇に専用のエレベーターがあって、そこから上っていくのだが、エレベーターホールにオネエサンやオニイサンがいて、そこで予約のある旨を伝えると丁寧に案内してくれる。エレベーターの中は何だか分からないけどキンキラ（笑）　到着すると乗った側と反対のドアが開くので要注意。
　内装は思ったほどアバンギャルドではなかった。けっこうふつう。テーブルとテーブルの間隔も適当で、椅子の座り心地も悪くない。椅子に使われているテクスタイルがシャネルスーツに使いそうなものだったのがご愛敬か。カトラリーはクリストフルだった。
　料理については、コースとアラカルトがある。コースには二種類あって、三皿のコースと、四皿のコース。プリフィックス形式になっていて、フォアグラ、甲殻類・貝類、魚、肉の分野からそれぞれ選べるようになっている。三皿だと魚か肉の一品、四皿だと全部いけるのでフルコースってかんじなる。我々は四皿のコースをチョイス。
　味は非常によい。メインに鴨を食したのだが、蜂蜜とスパイス（中身忘れた）のソースが絶品。それ以外にも、ココットにアワビを入れたものとかが美味しかった。チーズは自家製のジャムだかソースと合わせて食すとうまさ倍増。デザートもプチガトーも、どれも高水準。うまいうまい。
　ってことで、非常に満足して帰ってきた。唯一難があるとすると、食べ過ぎたってことくらいか。私でも完食するのにはそれなりに努力がいったかんじである。体力があるときに行く方がいい。コンテンポラリーではありながら、それなりに重いクラシカルなところもあるから。
　値段等々考えるとまあいいレベル。ただ頻繁に行けるようなレベルではありません、当然ながら。