BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 時計

 ふと思い出したので。
 銀座で飲んだ帰り、地下鉄の中で、3人のフランス人(男性2名、女性1名)+フランス語を流暢に喋る日本人女性の集団がいた。何かこのフランス語集団の中の1人がえらく私の方を見ているので、何だろうと思っていた。
 私が訝しがっているのに気付いたらしく、日本人女性が私に向かって、「こちらの彼、時計が好きなんですよ」と教えてくれた。
 つり革握っていたため、確かに私がしている腕時計が見えている。

 ふ〜ん。

 20年前に父親からもらったかなり安いラインのロレックスなんだが、関心をひくようなところがあるとは思えない。骨董品的な価値もないだろうし、昔のモデルの特徴だった微妙なRを描いていたガラスも傷の入りが激しいのでとっかえてしまったし……。文字盤もありきたりの青だし……。

 何が彼の気を引いたのか分からない。後学のため、聞いておけばよかった。