最近気になっていることがある。
「人間は他者を判断するとき、何を基準にして判断するのだろう?」
ということなんである。
端的に言ってしまえば、
「こいつ、明らかにヘンなやつだよね」
と評価し、その判断をさらに他の人と共有し、
「やっぱりヘンだよな〜」
と最終的に判断していくそのプロセスと、そこで「ヘン」と判断する基準って、いったい何なのだろう?ということを最近、よく考えるわけである。そりゃあもちろん、会社で働く以上は、人事権を握られている上司とかは、「よい/わるい」という判断以前に、「そもそも気に入らない」という先入観が出てしまうのは世の常なのだが、そういう状況下であっても、「よいひと/へんなひと」の二つに分類されていくのは何なのだろうか?
色々考えた末、自分なりに出てきた結論は、
「コンテクストの共有ができないと『ヘンなやつ』と思う傾向にある」
という、ごくごく当たり前のことだ。
コンテクストについては、こんなことやこんなことを過去考えているので、ご関心がある人は読んで頂きたいが(といっても、大したものではないですけどね(汗))、結局、重層的に存在するコンテクストの中での「身振り」のおかしさ、「発言のおかしさ」こそが「ヘン」と判断する最大の根拠のような気がする。
あ、例によってオチはないです、悪しからず。