BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 デスクワーク

 ほぼ一日デスクワークに終始。デスクワークはあまり性に合ってはいないのであるが、仕方ない。人事面談の季節でもあり、デスクワークと面談の季節、ということなのだ。
 夜は、早めにオフィスを辞して、六本木ヒルズへ。銀行時代の友人と食事をする。彼は今、ファンドをやっていて、なかなか含蓄のあることを言っていた。
「しょせん『売り時』と『買い時』というタイミングの問題につきるような気がする。セクターとタイミングを考えるのが一番賢いやり方なんじゃねえかな。実際に企業をハンズオンでマネジメントして価値を上げるなんて、投資家には事実上無理なんだと思うんだよな。そういう風に『肩で風切る』みたいなのは、好きじゃねえんだよな」
 それを聞いて、なるほどと思った。
 投資家は経営について、色々と口を挟むケースがある。そのチャチャが的はずれかどうかはともかくとして、投資家である以上は、業績が上がらなければ色々と言ってくる。企業価値向上のために投資家が限界的にそこにコストを投下するよりも、「安く買って放っておいて高く売る」という戦略の方が結果的にうまくいくかも……というのは、事業法人に身を置く私からすれば十二分に説得力を持つ。なるほどな〜と思ったわけだ。
 タイミングを間違えずに、かつ、十分にダイバーシフィケイーションされていれば、それでよし、ってことなのだ。
 一理、以上あるような気がした。さすがは元デルタトレーダー。その面目躍如である。

 そうそう。晩ご飯、ごちそうさまでした。ご厄介になってしまいました。すんません。