BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 今日も外食

 ここしばらく外食の頻度が上がっているのだが、今日も今日とて、銀行時代の先輩と一緒に京橋のここに行ってみた。
 ここは、歳の離れた友人であるペンギン氏が最近名古屋から戻ってきて定着したお店。後で知ったのだが、とあるパーティーで、ここのシェフ佐々木さんとはお会いしたことがあるということが判明した。縁は異な物味な物、である。
 店はカウンター含めて二十席くらいか。こじんまりとしたよい雰囲気、である。やっぱりビストロはこうじゃなくちゃ、と思う。気安い雰囲気、それでいて考え抜かれたこだわり。そういうのがさり気なく露呈しているのがよいのだと思う。
 料理の方は、素材の味を生かすかんじの自然派系(っていう言葉があるのかどうか知らないけれども)で、素材にもこだわりが溢れていて、なかなかいいかんじである。
 先輩と二人だったので、ワインをボトルで一本開けることにする。シェフお奨めのオーストリア(オーストラリアではない)の白を開けることにした。オーストラリアってドイツと近いからリースリングでしょ?なんて言っていたら、どうやらリースリングではなく、オーストリア固有の品種らしい。すっきりとして上品な日本酒みたいな味だった。魚との相性は非常の良さそうというか、実際に良かった。料理の方は、刺身のテイストのものから、ウニのフリット、アンコウのブイヤベースまで、どれも美味しかった。特にシェフのスペシャリテであるアンコウのブイヤベースは非常に美味しい。中に食べられるくらいに柔らかく煮込んである骨の食感がたまらない。子供の頃に食べた鮭缶の骨の部分をふと思い出したり、した。
 ペンギン氏も厨房の中では、まだ勝手が掴めないのか、なかなか殊勝な働きぶりにお見受けした。

 美味しかったっす。またお邪魔します。