月曜日には早くに帰って、「のだめカンタービレ」を見るのが日課となってきた(笑)
音楽の楽しみの一つに、他の人の音と合わせるというのがある。一つというか、まあそれがほとんどの楽しみなんだとは思うけれども、それを一度味わってしまうと、音楽という麻薬から抜け出せなくなってしまう。それはスリーピースのブルースバンドでも、マーラーを弾くようなフルオーケストラでも、その「合わせる」喜びはすべて等価なのである。
という原始的な喜びを素直に表現している「のだめ〜」については、あまりの阿呆らしさもあいまって、素直に許せたりする。
その後は、週末に買った「エヴァンゲリオン」の続きを見る。
しかしこれ、国民的ブームになっただけあって、遅れてきたファンの私が見てもかなり面白い。キリスト教まで取り込んだ独特の世界観については色々なところで議論されているのだが、それはともかく、主人公の内面をここまで自己満足的な映像で流したにもかかわらず、それが商業性を獲得してしまっていることは、現代人の精神世界の危機を具現化しているような気がして仕方がない。
これについては覚えていたら、どこかでまとめて考察してみたい。